皆さんには、日ごろ運動をする習慣がありますか?
運動をすることは身体によいとはわかっていても、実際に行うのは面倒だと思っていませんか?
運動不足になると、生活習慣病などの病気になりやすく、肥満の原因にもなります。
ただし、運動と言っても無理は禁物。まずは歩くことから始めましょう!
運動をしていますか?
世代別に健康増進のための行動目標を数値で示した「健康ふじ21計画」。
平成18年度に、平成13年度と比較して中間評価を行ったところ、肥満者の割合が壮年期(30〜44歳)の男性、中年期(45〜64歳)の女性でふえていました(左グラフ参照)。
肥満防止のためには運動が効果的ですが、日ごろから健康の維持・増進のために意識的に運動している人の割合は増加傾向にあるものの、約半数の人が運動をしていないことがわかりました。特に、若者の男性で減少していました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 肥満者の割合グラフ
( 図表説明 ) 日ごろから意識的に運動をしている人の割合
ウオーキングのススメ
運動は、体の余分な脂肪をエネルギーとして燃やし、生活習慣病を予防します。心肺機能を高めたり、筋肉や骨などを強くしたりし、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防や、腰痛・肩こりなどの改善につながります。また、適度な運動をすることにより、脳も活性化し気分もリフレッシュします。
中でもウオーキングは、特別な道具を必要とせず、ジョギングなどの激しい運動に比べて身体への負担が軽減できます。また、個人のペースに合わせて長時間続けることができるため、日常の健康づくりにお勧めです。
楽しみながら歩くのがコツ
運動トレーナー
原 悠(ひさし)さん(依田橋)
- 写真あり -
まずは1日10分から、歩き始めてみませんか?毎日続ければ一歩ずつ健康な身体に近づきます。運動をするために特別な時間をつくらなくても、きのうより多く歩く努力をしましょう。
歩くときのポイントは、太ももを高く上げて、歩幅を広く意識すること。あとは自分のペースで歩けばいいのです。これからの季節はウオーキングにぴったりです。季節を感じながら…、友達と話しながら…、楽しく身体を動かしましょう。
参加者募集中!
これからはじめる「はじめての運動講座」
生活習慣病予防のために、自分に必要な運動量を知ろう!ウオーキングや自宅でできる筋力アップ運動など効果的な運動のコツを実践します。
1課
(1)10月29日(水曜日)
(2)11月14日(金曜日)
(3)11月20日(木曜日)
(4) 1月11日(日曜日)
(5) 1月20日(火曜日)
2課
(1)11月19日(水曜日)
(2)12月 5日(金曜日)
(3)12月11日(木曜日)
(4) 2月 1日(日曜日)
(5) 2月10日(火曜日)
時間(1課、2課ともに)
(1)19時30分〜21時
(2)10時〜11時30分
(3)10時〜11時30分
(4)10時〜11時30分
(5)14時〜15時30分
申し込み
(1)は10月22日、(2)は11月7日、(3)は11月13日、(4)は12月26日 、(5)は1月13日までに健康対策課へ
健康ふじ21推進シンポジウム
とき 10月14日(火曜日)10時〜15時30分
対象 市内在住・在勤の人及び健康づくりに関係する団体
(1)ウオーキングでエクササイズ体験
ところ 中央公園(雨:ロゼシアター小ホール)
時間 10時〜12時
定員 100人(先着順)
内容 健康運動指導士による歩き方チェッ ク、効果的な歩き方のアドバイス
申し込み 10月6日までに健康対策課へ
(2)身体活動を高めよう!
ウオーキングでメタボリックシンドローム予防
ところ ロゼシアター中ホール
時間 13時〜15時30分
定員 600人(先着順)
内容
●基調講演「私の夢に向かって」
勅使川原(てしがわら)郁恵さん(元ショートトラックスピードスケート選手)
●パネルディスカッション
今野 守さん(日本大学国際関係学部教授)
川上 幸夫さん(富士市医師会)
杉山 秀幸さん(吉原商業高校保健体育教諭)
加藤 順子さん(運動体験者)
久保田 晃生さん(健康運動指導士)
申し込み 当日直接会場へ
経験者談
「はじめての運動講座」に参加した
高橋政道さん(大淵)
- 写真あり -
よい刺激を受けています
昨年から、看護師の勧めもあり、昼休みに歩くなど健康に気を使うようになりました。
講座では、無理なくできる効果的な運動(下の「ちょっと筋トレ」参照)を学び、毎日の生活に取り入れています。また、同じ目標を持つ参加者の皆さんと講義を受けていると、とてもよい刺激を受け、「頑張って続けよう」と思えます。30代のときに着ていた服が着られるように、これからも健康づくりに取り組みたいですね。
1週間に23エクササイズ
生活習慣病を防いで、健康を守るために必要な運動量を明確に定めた「健康づくりのための運動指針2006(厚生労働省策定)」では、1週間に必要な運動量の目安を「23エクササイズの活発な身体活動」としています。
身体活動とは、運動はもちろん、仕事や趣味などの日々の活動のことも言います。座って安静にしている状態を1メッツと定め、日常の運動強度をあらわします。これに対し、歩行は3メッツ(左表参照)と定められています。
エクササイズとは、どんな活動をどれだけ続けたかという身体活動量の単位をあらわします。身体活動の活動強度に活動時間をかけて求めます。
23エクササイズのうち、日々の活動のほか、速歩やジョギングなどの運動活動を1週間に4エクササイズ以上行うとより効果的です。
エクササイズ=活動強度×活動時間
例)速歩を30分間行った場合
4(メッツ)×0.5(時間)=2エクササイズ
30分間の速歩なら、1週間に2日間行うだけでオッケー!
メッツ 内容
3 歩行、買い物・部屋掃除
4 速歩、水中ウォーキング
5 野球
6 筋肉トレーニング
7 ジョギング
10 ランニング
ちょっと筋トレ
1回 10秒×3セット
ウオーキングなどの持久性運動と合わせて行うと効果的な、筋力運動を3つ紹介します。
(1)(2)を10秒ずつ、無理せず行いましょう。
足上げ
- 写真あり -
背中を丸めないように、足をピンと伸ばしましょう。
スクワット
- 写真あり -
背中を丸めないように、顔は正面を向きましょう。
腕立て
- 写真あり -
腕は肩幅より広げて、ひじは体の後ろに引きましょう。
問い合わせ
講座の申し込み・問い合わせも受け付けています
健康対策課 電話 64-9023 ファクス 64-7172