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【広報ふじ平成20年】第3回 みんなで残そう!!バス・電車

このコーナーでは、路線バスや地方鉄道の現状に詳しい、交通ジャーナリストの鈴木文彦さんのコラムを5回にわたり紹介しています。

地域で支える「くらしの足」(1)

 地域の「くらしの足」は地域で守る、というのがこれからの公共交通の考え方です。かつてバスや鉄道は、事業者が走らせるものでした。その後、事業者の経営が難しくなり、現在は自治体が支援して赤字路線を維持する形がとられています。富士市でも、バス路線の維持のため、年間4,000万円を補助しています。
 しかし、今後のことを考えると、不安要素がとても多いのです。市の財政も厳しくなっている中で、さらに利用者が減って赤字がふえると、それをカバーできなくなるおそれがあります。公共交通は、今走っていればよいというものではありません。5年後、10年後まで持続させていくことを考えなければなりません。
 どこか1か所に過大な負担がかかる形では、維持できなくなってしまいます。市が赤字をすべて負担して、路線を維持したりコミュニティバスを走らせたりする形では、いずれ限界が来ることは間違いありません。行政が支援をすることは不可欠ですが、だれも乗っていないバスに補助金を出すのでは、みんなの支持が得られません。市民のニーズをしっかり把握してバスを走らせると同時に、利用者をふやす努力が必要です。それに加え、市民もみずから公共交通を利用し、守る意識を持つことが望まれます。(次回へ続く)

公共交通ひとくちメモ
 例えば12歳以上の富士市民全員(平成20年4月1日現在)が、1年に1回路線バス(例:富士駅→市役所)に乗れば、21万5,066人_250円=5,376万6,500円の収入アップになり、市の補助金4,000万円は不要となります。「最近バスに乗ったことがないなぁ」という人も、一度乗ってみてはいかがでしょうか?

吉原中央駅〜新富士駅〜富士駅間を、21時過ぎまで走る「ナイトシャトル」 も便利ですよ!

都市計画課 
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