下水道は、私たちの生活に欠かせない水を守るための大切な施設です。
富士市は豊かな湧水(ゆうすい)の街です。市は、この恵まれた水辺環境を守り、次世代に残していくため、下水道の整備を進めています。
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( 図表説明 ) 下水道マスコットキャラクター
( 図表説明 ) スイスイくん
下水道とは?
私たちは、生活をしていく上で、あらゆる場面において水の恵みを受けています。しかし、その恵みをもたらした後、水は汚れてしまいます。この汚れた水をそのまま川や海に流してしまうと、私たちの生活環境に悪影響を及ぼします。
下水道は、汚れた水を道路などの地下を通っている下水道管に集め、浄化センターで水をきれいにしてから川や海へ放流することにより、環境を守っています。
市内の下水道の状況は?
富士市内の下水道普及率は、平成18年度末で68・5%です。この割合は県内では浜松市(73・3%)、静岡市(72・0%)に次ぐ数値で、静岡県平均(52・8%)を大きく上回っています。
また、下水道を利用できるようになった地区の人のうち、実際に下水道を使っている人の割合(水洗化率)は、89・9%です。
市内の下水道重点整備地区
鷹岡地区・丘地区
広見地区・今泉地区
浮島地区・元吉原地区
※この地区で家屋の新築・増改築を予定している人は、下水道の整備状況などを、下水道建設課までお問い合わせください。
公共下水道工事の基本的な流れ
(1)現地調査(測量)
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(2)設計図作成・予算決定
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(3)入札・工事業者の決定
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(4)近隣住民などへのお知らせ
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(5)工事着工・施工※
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(6)工事終了・完了検査
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(7)下水道の使用開始
※下水道管埋設工事の施工手順
(1)道路を1〜3メートル程度掘り、直径20センチメートル程度の塩化ビニル製のパイプなどを敷設します。
(2)下水道本管を敷設した沿線の敷地内に、下水道管をつなぐための取りつけ管と公共ますを設置します。
(3)下水道本管・取りつけ管・公共ますの敷設終了後、掘削箇所を埋め戻し、道路を元通りに復旧します。
受益者負担金とは?
新しく下水道が接続可能になった地域の人には、下水道使用料とは別に受益者負担金がかかります。この制度は、下水道が整備された区域内の土地の所有者に、下水道工事費の一部を負担していただき、下水道を早く計画的に整備しようというものです。
下水道を使用している・していないに関係なく、本管工事が終了した翌年度から負担金がかかります。
負担金がかかるのは下水道が整備されたときの一度だけで、負担金額は、所有する土地の面積×250円(1平方メートル当たりの単位負担額)です。この金額を年4回ずつ、4年間で合計16回の分割で納付していただきます。ただし、一度にすべての金額を納めると、納付額が安くなります。
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( 図表説明 ) ★下水道の本管工事が終了した後は、速やかに下水道への接続をお願いします。
水洗便所改造資金融資あっ旋制度
下水道の本管が整備されて原則3年以内の住宅の排水設備工事について、1戸につき100万円まで無利子で工事費の融資あっ旋をしています。
詳しくは、下水道総務課にお問い合わせください。
公共下水道工事にご理解を
現在、市内各地区で下水道整備のための工事をしています。
下水道工事の際は、事前に周辺のお宅に工事のお知らせをしたり、同一地区で工事が集中するのを避けたりしています。工事中は、交通誘導員を配置し、歩行者用の通路を確保しています。また、騒音・振動発生防止策を検討したり、工事は原則平日の昼間に行ったり、さまざまな配慮をしています。
下水道は、富士市のきれいな水環境を守るためになくてはならない施設です。工事を行うことにより、交通状況の変化が伴うなど、皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
上下水道部長
曽根田 照雄
問い合わせ
●下水道工事に関すること
下水道建設課 電話 55-2805
●受益者負担金に関すること
下水道総務課 電話 55-2801
●トイレの改造などの融資あっ旋に関すること
下水道総務課 電話 55-2800