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【広報ふじ平成20年】平成20年度 鈴木尚市長の施政方針 こころ豊かで活力ある富士市づくり

 市議会2月定例会において鈴木尚市長は、平成20年度の市政運営の考え方と重点施策を盛り込んだ「施政方針」を発表しました。
 今回はその中から、平成20年度に行う主な事業を、3本の柱、5つの施策に分けて紹介します。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 富士市長「平成20年度は、富士川町との合併を控えた年。都市(まち)の活力や魅力、機能を高め、強い富士市づくりを進めます!」


1.地方分権の時代にふさわしい自立型地域社会の確立を目指し、
 『活力あふれる産業都市富士市再生に向けた基盤づくり』
■産業活動の中核施設・交流の拠点としての、富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」の活用
■「富士市企業立地促進条例」を5か年延長するなど、企業進出を積極的に推進
■工業専用地域及びその周辺地域などにおける、道路・水路などの基盤整備を推進
など


2.少子・高齢社会に対応した地域で支え合う社会を目指し、
 『高質でぬくもりのある社会づくり』
■幼児や高齢者、障害のある人などを、地域全体で支えるシステムづくり
■就労環境の整備・充実に特に力点を置いた、仕事と家庭の両立を支援する取り組みを推進(公立全17保育園で土曜日1日保育を実施)
など


3.市民・企業から選ばれる市民満足度の高い自治体を目指し、
 『市民生活の充実と安全で安心な地域づくり』
■市民生活の利便性向上と、市内外との交流の活性化を目指した、「富士市交流プラザ」の活用
■地震対策や治水対策など防災対策を一層強化
■「第五次富士市総合計画」の策定を開始
など



【【人と自然が調和する 環境づくり】】
地球環境の保全
 家庭からの二酸化炭素排出量削減のための補助制度や、地球温暖化対策などの意識啓発を進めます。
●住宅用太陽光発電設備導入補助制度
●高効率給湯器導入補助制度
●環境フェアの開催(会場 ふじさんめっせ)


自然環境の保全
 豊かな自然を守り育てながら、自然公園などの景観に配慮した整備・改修を進めます。
●自然環境マップ整備事業
●富士山麓(ふじさんろく)ブナ林創造事業
●丸火自然公園キャンプ場の改修
●浮島ヶ原自然公園の整備
●浮島沼つり場公園の改修


廃棄物対策
 「フジスマートプラン21」に基づき、ごみの減量化・分別資源化に向けて、市民・企業・行政が一丸となった取り組みを進めます。
●プラスチック製容器包装類の資源化PR
●家庭用生ごみ処理機購入補助金限度額の引き上げ
●大型の生ごみ処理機導入に対する補助金制度を新設
●地域生ごみ処理モデル事業
●廃食用油を拠点回収し、バイオ燃料として資源化
●ごみマイスターの活動支援
●マイバッグキャンペーン
●可燃ごみ指定袋の導入を調査検討
●新環境クリーンセンター、次期最終処分場建設の取り組み推進


生活環境の保全
 公害苦情や事業所への立入検査に対応するため、専門相談員を配置するなど、大気環境のより一層の改善を目指します。
 さらに、富士スモッグの改善に向け、改善計画推進協議会を中心に、工場・事業所におけるクリーンエネルギー化を促進するため、良質燃料への転換を推進します。


上水道事業
 健全で効率的な経営に努め、安全でおいしい水道水の安定供給を図るため、水道施設の整備・更新を進めます。
●岩松第2配水池整備事業に着手
●給水タンク車の配備(災害時・断水時の給水用)
●簡易水道との統合推進


下水道事業
●鷹岡、今泉、元吉原地区などの管網整備
●生活排水処理長期計画の策定
●終末処理場と、し尿処理施設の包括的民間委託による一層のコスト削減



【【いきいきと働ける 仕事づくり】】
工業の振興
 より強固な産業基盤を構築し、地域経済を活性化するため、支援体制の確立や中小企業の経営基盤強化、企業誘致の推進など、「工業振興ビジョン」に掲げた施策を実施します。
●「産業支援センター」開設
●中小企業への専門家派遣事業
●セミナーの開催や事例研究を通じて、災害時のための事業継続計画策定を支援
●「富士山フロント工業団地」への誘致活動推進
●PS灰(ペーパースラッジ)活用製品の普及促進
●バイオマスエネルギー抽出研究事業の支援


商業の振興
 富士駅周辺及び吉原地区商店街の空き店舗調査研究事業を実施するとともに、富士健康印商店会やタウンマネージメント吉原の事業を支援します。
 また、「ふじさんめっせ」オープン記念イベントとして「富士のふもとの大博覧会」を開催し、地元生産品と富士市の魅力を全国にPRします。


観光
 観光情報の発信などを一元的に推進し、観光交流の活性化に向けた取り組みを支援します。
●「富士山観光交流ビューロー」を新富士駅に開設
●「まちの駅」の支援(全国大会の開催)


流通
 田子の浦港については、耐震岸壁事業など港湾整備事業の推進を国・県に要望していきます。
 公設地方卸売市場については、指定管理者による効率的な運営と、公正な取引の確保に取り組むとともに、「市場再整備基本計画」を策定します。


農林水産業の振興
 農業では、農業後継者の確保と育成、遊休農地の活用のための事業や、農地や農業用水など資源保全に取り組む地域共同活動への支援を行います。
 林業では、富士ひのきの産地化目指し、地域材の消費拡大を進めるとともに、林道整備を行い、効率的な森林施業を促進します。
 水産業では、「しらす祭」への支援を通し、「富士のしらす」の消費拡大を進めます。
●担い手アクションサポート事業
●農業アカデミー事業
●愛鷹幹線農道整備や江尾江川の湛水(たんすい)防除事業(ポンプ場の整備など)
●森林ふれあい事業
●飯森下線や鳥追窪線などの林道網整備事業


労働・雇用
 団塊の世代の新たな就労・社会参加を促進するため、再就職や地域貢献活動などの情報を発信する「セカンドライフ進路相談室」事業を実施します。



【【健やかで温もりのある 暮らしづくり】】
保健・医療
 母子保健事業としては、母体や胎児の健康確保のため、妊婦健康診査を年5回に拡大し実施するほか、生涯の歯の健康づくり運動である「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進するため、新たにフッ化物利用推進事業に取り組みます。
 保健予防事業としては、がんなどの疾病の早期発見・早期治療に対応するため「がんドック検診」を個別医療機関で実施します。さらに、中学1年生と高校3年生などを対象に、はしか予防接種を勧めます。
 中央病院については、効率的なチーム医療や診療の質の向上を図るほか、経営改善計画の策定に取り組むなど、健全な経営の実現に努め、市民の信頼にこたえる病院づくりを進めます。


子育て
●保育園民営化について、市の基本的な方針を策定
●第二保育園、蓼原保育園の耐震補強工事
●岩本保育園改築に向けた実施設計
●「保育ママ制度」の充実
●放課後児童クラブの運営支援
●小木の里子どもクラブ、いまいずみ児童クラブ、吉永第一児童クラブの施設整備
●低所得者世帯向けにファミリーサポートセンター利用料金の半額を助成


福祉
 地域福祉については、養護老人ホーム駿河荘の入所者の処遇改善と安全確保のため、民設民営による新たな施設づくりを進めます。また、社会福祉センター広見荘の耐震補強工事を実施します。
 高齢者福祉については、介護保険事業との連携強化を図り、生きがいデイサービスの実施箇所を17か所に増設して行います。
 障害者福祉については、福祉サービスの充実と運営の安定を図るための事業や支援を行います。
●重度障害者生活訓練ホーム「ひかりの丘」増改築工事
●障害児対象の学童保育施設「みらい」、「なんくる」への支援を拡充


保険事業
 介護保険については、平成21年度からの3か年を対象とする第4期介護保険事業計画を高齢者保健福祉計画と一体的に策定します。
 国民健康保険については、75歳以上の高齢者の医療費を安定的に支える後期高齢者医療制度の開始や、特定健康診査の保険者への義務化など、疾病の早期発見による医療費抑制と生活習慣病予防に重点を置いた事業を、積極的に展開します。


市民相談
 市民から寄せられる相談内容に専門的な対応が求められているため、相談員の資質の向上を図り、相談体制と内容の充実に努めます。



【【こころかよいあう豊かな 人づくり】】
教育
 「子どもの未来をひらく、魅力ある教育の推進」を念頭に置き、活力に満ちた特色ある学校づくり、安全で安心な学校づくりに取り組みます。
 吉原商業高校については、魅力的で特色ある学校運営体制や教育課程の編成など、新たな市立高校の開設に向けた準備を行います。
 社会教育については、「ふじトゥモロウスクール構想」に基づき、市民大学や地区まちづくりセンターで行う各種講座を充実させます。
●特別支援学級サポート員、生徒指導支援員、外国語指導助手(ALT)、情報教育サポート員などの増員、教職員の研修の充実
●伝法小学校改築工事(継続)
●岩松中学校屋内運動場の改築工事
●須津小学校など4校の耐震工事
●今泉小学校など8校の防火シャッターの改修


青少年健全育成
 丸火青少年の家の改築を行うほか、青少年の心身を健やかに育むため、富士市青少年の船、富士市・雫石(しずくいし)町少年交流事業を実施します。
 また、児童の放課後対策の充実を目指し、放課後子ども教室モデル事業を伝法地区ほか3か所の地区まちづくりセンターで実施します。


図書館
 中央図書館大淵分室や、西図書館(富士市交流プラザ内)を開設し、図書館サービスをより充実させます。


文化の振興
 平成21年度、静岡県で開催の国民文化祭に向け、プレ大会を開催しPR活動を進めるとともに、市展など市民文化の向上を目指した事業を展開します。
●六所家(ろくしょけ)敷地内の埋蔵文化財発掘調査
●稲垣家住宅の広見公園内への移築(今秋公開予定)


スポーツの振興
 安全で使いやすいスポーツ施設を目指し、小・中学校の屋外運動場照明施設の改修を計画的に進めるほか、東球場の改修計画や総合体育館・武道館の基本構想を策定します。


コミュニティ・男女共同参画
 地区まちづくりセンターを拠点に、各地区の活動を支援するとともに、鷹岡まちづくりセンターの改築や元吉原まちづくりセンターの増築を実施します。
 また、協働のまちづくりを推進するため、市民の自発的な美化活動(道路や公園など)を市が支援するアダプション・プログラム事業のエリアを全市に拡大します。
 少子・高齢化が進む中、一人ひとりの多様な価値観を認め、仕事と生活の調和を図るため、子育て中の女性対象のセミナーなどを実施します。


交通安全
 飲酒運転など危険な運転の根絶や、高齢者など交通弱者への安全教育、自転車利用者のマナー向上などについて、関係機関とともに取り組みます。


国際交流
 市民友好の翼、少年親善使節団など、友好・姉妹都市への派遣事業を通し、友好関係をより深めます。
 また、富士市交流プラザ内に移転した国際交流ラウンジ(FILS(フィス))で、在住外国人への支援を充実させるとともに、市民との交流を促進します。



【【安全で心地よい快適な 街づくり】】
公共交通
 市民の暮らしの足を確保し、マイカーだけに頼らないライフスタイルの実現に向けた取り組みを推進します。
●DMV(デュアル・モード・ビークル)導入検討調査の実施
●路線バスやひまわりバスの運行支援
●富士南・岩松北地区コミュニティバスの実験運行
●親子ワンデイ・トリップ・チャレンジャー事業の実施


道路
 地域住民の皆さんの意見を十分に反映しながら、幹線道路や生活道路の整備を進め、安全で快適なまちづくりを目指します。
●本市場大渕線整備(第二東名自動車道へのアクセス道路)
●新々富士川橋早期完成を県へ要望、関連する五味島岩本線や中島林町線の整備
●原田・青葉台地区の左富士臨港線、一色小沢3号線、臨港富士線八代町地先の整備
●天間清水久保2号線の整備(第二東名側道)
●狭あい道路拡幅整備事業
●橋梁長寿命化修繕計画の策定


市街地整備・景観形成
 「ふじさんめっせ」がオープンする新富士駅北側地区周辺の整備に向けた作業を進めます。また、吉原駅周辺地区でJR東海が進めるエレベーターなどの設置に対して支援を行います。
 景観面では、富士市景観計画を策定するとともに、屋外広告物基本計画を策定し、積極的な景観行政の推進に取り組みます。
 土地区画整理事業については、新富士駅南地区、第二東名インターチェンジ周辺地区、組合施行の神戸地区などで、効果的で円滑な事業が進められるよう取り組みます。


防災・耐震・治水対策
●「緊急地震速報受信装置」を、小・中学校などの公共施設に設置
●地域防災指導者養成講座の実施
●特定建築物の補強工事に対して新たに助成
●木造住宅耐震補強に対する市独自の上乗せ補助を実施
●市庁舎の耐震補強工事を実施
●市庁舎東側のエスカレーター新設、エレベーター改修など(2か年計画)
●富士大橋、蓼原大橋の耐震化
●主要河川の改修、青葉台雨水調整池の整備


消防・救急
●住宅用火災警報器設置の普及啓発
●鷹岡分署に高規格救急自動車を配備
●臨港分署の化学消防ポンプ自動車、大淵分署の水槽付消防ポンプ自動車などの更新
●第7分団・第11分団の消防ポンプ自動車の更新


市営住宅・公園・緑化
 市営住宅については、高齢者に配慮した住戸改善を実施するとともに、住宅用火災警報器を設置するなど、安全で住みやすい施設管理を行います。
 公園・緑地については、富士川緑地南側グラウンドの多目的利用に向けた整備を行い、市民に親しまれるスポーツの拠点づくりに取り組みます。
 街路樹の整備や草花配布による緑化事業を進め、市民の花・バラの普及に取り組みます。また、水やりが困難な公共的花壇に水道設備を設置します。
●(仮称)神戸地区ふれあい公園の整備
●比奈公園、原田公園の用地取得
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