市は、中心市街地の活性化を目的に、商店街の空き店舗を活用した「あなたも商店主」支援事業を今年度から実施しています。
今回は、まちかどネットワーカーの大村里美さん(今泉)が、この事業でオープンしたばかりの2つのお店を取材しました。
空き店舗が、アイデアあふれるお店に生まれ変わりました
■吉原地区(吉原商店街)
富士山専門ギフトショップ
「東海道表富士」
大村:
こんにちは。
西川:
いらっしゃいませ!「東海道表富士」店主の西川です。
大村:
富士山の写真や置物など、きれいな商品がいっぱい並んで、まるでギャラリーみたいですね。
西川:
はい、この店では、富士山と地元にちなんだ商品を350種類ほど扱っています。食品や陶器など、お祝いや季節の贈り物として使える物、オリジナルの商品にも力を入れています。
大村:
地元の人にも、市外の人にも喜ばれそうですね。このお店を始めようと思ったきっかけは何ですか?
西川:
ある観光地を訪れたとき、ふと思いついたんです。私たちが暮らしているのは、日本一の富士山のふもと。そんな地元の人にこそ、富士山ゆかりの品々を互いに贈り合い、生活の中で生かしてもらえたらすてきだなと…。皆さんに、富士山への思いを深めてもらうきっかけをつくれるような店にしたいです。
■営業時間 8時〜20時
■定休日 毎週火曜日
吉原2-13-8
電話 55-0333 ファクス 55-0334
- 写真あり -
( 写真説明 ) 大村さん(左)と西川さん
( 写真説明 ) バラエティーに富んだ商品がずらり
■富士駅周辺地区(駅北)
チーズケーキと焼き菓子の店
「PoliPoli(ポリポリ)」
大村:
こんにちは。
加藤:
いらっしゃいませ!「PoliPoli」オーナーの加藤です。
大村:
店の雰囲気も「PoliPoli」という名前もかわいいですね。
加藤:
ありがとうございます。名前は、この店の売りでもある、焼き菓子を食べるときの音をイメージしました。焼き菓子とチーズケーキをメーンに、新鮮な食材にこだわって、体に優しいお菓子づくりを目指しています。
大村:
味と健康の両面で満足できるのはうれしいですね。なぜお菓子の店を出すことに?
加藤:
自分のつくったお菓子をうれしそうに食べる人の顔を見て、この仕事にやりがいを感じ、自分の店を出そうと決めました。この夏行われた地区の祭りで、参加者にゼリーやクッキーを無料で配ったところ、皆さん喜んでくれて、うれしかったですね。
これからも、皆さんに気軽に食べてもらえるような愛されるお菓子をつくっていきたいです。
■営業時間 10時〜19時
■定休日 不定休
平垣本町6-1
電話・ファクス 62-2018
- 写真あり -
( 写真説明 ) オーナーの加藤さん夫妻
( 写真説明 ) この店自慢の「クラシックチーズタルト」
【大村さん談】
「東海道表富士」さんには、店を通じて、富士山の魅力を全国に発信してもらいたいです。
「PoliPoli」さんは、おいしくて安全なおやつを身近で買える店として、定着してほしいです。
どちらも夢があふれていて、「応援したい、ずっと続いてほしい」と思いました。こうして地元で新しいことに挑戦する人たちが、富士市に活気を与えてくれるのでしょうね。明るい未来のイメージが浮かびました。