地域のために、古きよき文化を伝える若い力
櫓an(やぐらあん)
3年前、職種の違いを越え20代の若者が集まり、地域の歴史や文化を伝えていこうとグループ「櫓(やぐら)an」を結成しました。
きっかけは、グループ名のもとになった「火の見櫓(ひのみやぐら)」でした。彼らは、ヨーロッパ風の珍しい形が、かつて「東海道一美しい」と言われた富士川町の火の見櫓を、町おこしのシンボルとして残そうと考えました。自分たちで櫓を再建し、廃材を利用して周囲を憩いの場として整備。昨年3月、櫓は国登録有形文化財に登録されるまでに至りました。
その櫓を囲んで、「住民に喜ばれるイベントをやりたい」と、こいのぼり200匹を櫓から泳がせたり、周囲をイルミネーションで飾りつけたりしました。
代表の久保田さん、後藤さん、保科さんの3人は、「現在、富士市内外の15人が、仕事の傍らボランティアで活動しています。何もかも手づくりで、徹夜で準備したことも…。その甲斐もあって、お客さんは回を重ねるごとにふえ、前回は一日に1,000人以上も来場してくれました。『来てよかった!』という声が何よりうれしくて、苦労も一瞬で報われました。仲間の思いが一つになっているからこそ、続けてこられたのだと思います。
今後も、地域の歴史的価値のあるものを大切に保存しながら、それらを通して皆さんが街の魅力を再発見できる機会をつくりたいです。それが地域の活性化につながればうれしいですね」と、熱く語ってくれました。
夏休み体験学習を開催!
実験ショーや櫓から流しそうめん!
とき 8月4日(土曜日)(予定)
ところ 富士川町南松野(久保田農園内)火の見櫓
対象 市内在住の小学生
申し込み・問い合わせ 後藤方
電話 090-1784-6367
ホームページ http://yaplog.jp/yagura_an/
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大人も顔負け!小・中学生のヒップホップダンスグループ
CHOCO−Be(チョコ-ビ)
ヒップホップダンスは、20年ほど前から、若い世代を中心に人気があります。CHOCO−Beは、小学6年生〜中学3年生の6人で昨年結成されたダンスグループで、地域の祭りなどでステージ発表をしています。
ロックにポップ、よさこいに至るまで、曲に合わせて6人の動きや表情も変化します。全員が10代前半とは思えないほどダンスは本格的。力強く、時にはしなやかな動きに、思わず目がくぎづけになります。それぞれ4〜5年前にダンスを習い始め、すぐに夢中になったそうです。
「踊っていると楽しくて、嫌なことや部活の疲れも全部忘れちゃう!みんな仲がいいし、最高のライバルでもあります。お互いにいい部分は認め合い、アドバイスし合って、どんどんチームのきずなが強まっています。いつかみんなでテレビに出るのが夢!」と話す表情は、踊っているときの大人っぽさとは一変、かわいらしい10代の顔です。
うわさが広まり、イベントへの出演依頼はふえる一方とか。指導者の2人は「お客さんの拍手をもらうたび、自信がついて、うまくなっていくのがわかります。きっと、みんな家でも猛練習しているはずなんです。一人一人がとても努力家ですよ。個性を大切にしながら育てていきたいですね」と期待を込めます。
7月7日の大淵地区ふれあい祭り、7月22日の富士まつりに出演するので、お楽しみに!
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( 写真説明 ) 抜群のチームワークで、激しい動きでも息はピッタリ!