市は、「きらり交流会議」の「女性史づくり」メンバーと協働して、「女性史」を紡ぎ始めました。
きらり交流会議：男女共同参画センターの利用者（団体・個人）による団体。
◆女性史とは
明治から平成へと移り行く時代の流れの中で、女性が何を思い、どのように生き、家庭や地域を支え、地位向上のために貢献してきたのか…。現在、歴史の中で記録されているものは、ほとんどありません。
そこで、激動の時代を生き抜いてきた女性の歴史を、暮らしの中から掘り起こしていこうと、市と「女性史づくり」メンバーは平成17年から聞き書きの作業に取り組んでいます。
語られる機会の少なかった女性たちの貴重な体験を聞き、後世に伝えていきたい。それらを「女性史」として冊子にまとめることで、これからの女性の生き方を考えるきっかけづくりになればと考えています。
◆女性史づくりに参加しませんか
「女性史づくり」活動の参加者を募集しています。女性史づくりや聞き書きに興味のある人なら、どなたでも参加できます。ぜひ、お気軽に活動をのぞいてみてください。
◎活動日など詳しくは、男女共同参画課へお問い合わせください。
活動内容
・定例会（毎月1回）
・女性史講座（年間2〜3回）
・聞き書き（2人1組で聞き書きの取材をします）
- 写真あり -
( 写真説明 ) 女性史づくりの皆さん（代表：松本玲子さん）
◆あなたのお話を聞かせてください
「女性史づくり」では、お話を聞かせてくださる人を探しています。
皆さんの貴重な体験をぜひ聞かせてください（自薦・他薦を問いません）。
- 写真あり -
( 写真説明 ) ご自宅に伺って、お話を聞かせていただきます
聞き書き集を発行しました
ことし3月、初めての聞き書き集、「ふじの女性たちの歩みを紡ぐ」を発行しました。この冊子には、明治から平成までの富士の街はもちろん、激動する日本の姿を見つめてきた17人に伺った「聞き書き」が掲載されています。
これまで、語られることのなかった女性たちの思いに、ぜひ、この聞き書き集で出会ってください。
＊男女共同参画センター・情報コーナー（フィランセ西館3階）のほか、図書館などでもごらんいただけます。
「ふじの女性たちの歩みを紡ぐ」
富士市役所男女共同参画課、男女共同参画センターで販売中
1冊300円
- 写真あり -
昭和19年11月、再々度出征、出かけるときに主人の髪の毛を少しとっておきました。
入隊して間もなく面会の連絡がありました。「いよいよ外地に行くだな」と思ったですよ。だから、子どもたちは全部連れて、親戚の人も一緒に泊まりがけで行きました。次の日ずいぶん待って会いましたけど、特に話もしなかったように思います。細かい話をしたり、めそめそすることはできなかったですよ。
この面会が最後だったですねえ…
《鈴木はなさん「尽きない母としての想い」より》
問い合わせ
男女共同参画課（市役所3階）
電話 55-2724 ファクス 53-6663
富士市 FUJI CITY Official Site
