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【広報ふじ平成19年】「私は大丈夫…」と思っていませんか?悪質商法にご注意を!

 悪質商法とは、言葉巧みに消費者を勧誘し、高額な商品やサービスを売りつける販売方法のことをいいます。
 悪質商法の被害から身を守るためにはどうすればよいのか、事例を挙げて紹介します。悪質商法についての情報と、契約に関する正しい知識を持ちましょう。
- 写真あり -
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( 写真説明 ) これって、もしかして…「悪質商法」?



ご存じですか?消費者を守る
「クーリング・オフ」制度
 クーリング・オフ制度とは、訪問販売や電話勧誘販売、マルチ商法などで契約したときに、一定の期間内であれば無条件で契約を解除できる制度です。
 例えば、販売員が突然家に来たり、突然の電話で勧誘されたりして、買うつもりはなかったのについ契約をしてしまった…。そんなときに、冷静になってよく考え(クーリング)、契約を解除(オフ)できるのです。

消費生活センターにはこんな相談が寄せられています
 平成17年度に富士市消費生活センターに寄せられた新規の相談件数は、2,468件で、前年度に比べて1,198件、32.7%減りました。これは、平成15年度から急増した「身に覚えのないはがき・Eメールによる架空請求」に関する相談が減ったためです。
 しかし、「裁判所に訴状が提出された」という内容のはがきに関する相談は、後を絶ちません。また、高齢者など弱者をねらった点検商法(住宅リフォームや布団類などに関する悪質商法)についての相談もふえています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 富士市消費生活センターに寄せられた年度別相談件数(棒グラフ)
( 図表説明 ) クーリング・オフ適用一覧表



悪質商法…こんな手口に、ご用心!
【事例1】携帯電話やパソコンによるトラブル
◆興味本位でアダルトサイトに接続した途端に登録された。または、ある画像を見ようとしたら、全く関係ないアダルトサイトに接続され、いずれも高額な料金の請求を受けた。
◆雑誌広告で「通話料無料」と書かれたアダルトダイヤルに電話をかけた途端に登録され、高額な料金の請求を受けた。
 若者に限らず、中高年層にもこういった被害がふえています。ウェブサイトに接続しただけで登録される、いわゆる「ワンクリック詐欺」などは、料金を払う必要はありません。料金の請求を受けたら、無視するか、消費生活センターへご相談ください。業者へ電話をかけるなどして、個人情報を漏らす危険のある行為は避けましょう。
 なお、雑誌広告のフリーダイヤルは、「情報料は有料」と記されている場合があるので、利用の際は注意しましょう。

【事例2】家庭教師派遣と高額な学習教材
 「子どもさんによい家庭教師を派遣します」との電話が入り、セールスマンが訪れた。受験指導に自信があると言うので、家庭教師を頼んだら、指導に必要だからと中学3年間分の教材(53万円)も契約させられた。
 ところが派遣された教師は時間を守らず、教材も使用しないので解約したい。
 家庭教師派遣などの役務(サービス)契約は、特定商取引法で中途解約も認められています。規定の解約料は必要ですが、サービスを受けるために購入しなければならない商品は、関連商品として返品(未使用分)もできます。教材が高額な場合が多いので、本当に必要かどうか事前によく考えましょう。

【事例3】SF(催眠)商法
 業者が家に来て、「近所にオープン予定のスーパーの商品を、宣伝も兼ねてこれから近所の家で無料で配る」と言うので行ってみた。日用雑貨の無料配布と商品の説明の後、最後に高額な温熱治療器を勧められ、買ってしまったが解約したい。
 これは、SF(催眠)商法と呼ばれる商法です。閉鎖的な場所に人を集め、最初に無料で日用雑貨などを配り、得をした気分にさせ、最後に高額な商品(布団類、健康治療器、健康食品など)を売りつけるものです。「無料」や「キャンペーン中」という言葉に惑わされないようにしましょう。


市民生活課
課長 田村 登
- 写真あり -

契約で困ったときは消費生活センターへ
 消費生活センターでは、消費生活に関するさまざまな相談を受け付けています。また、市民の皆さんが悪質商法の被害に遭わないよう、消費者被害防止キャンペーンや市民生活講座、出前講座などの消費者啓発活動も行っています。
 最近の悪質商法の手口は、かなり巧妙で内容も複雑化してきていて、憤りを感じます。あなたの大切な財産を失うことがないよう、よく考えてから契約しましょう。もし、契約について悩んだり、商品の品質・サービスについて疑問や不審な点があったりした場合は、すぐに消費生活センターへご相談ください。


消費生活相談を受け付けています
とき 月曜日〜金曜日
    9時〜12時、13時〜16時
ところ 消費生活センター
    消費生活相談室(市役所2階)
相談方法 電話または来所
電話 55-2756 ファクス 53-2860
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