2つ以上の市町村が一緒になって規模を大きくし、財政や組織を強化することで、行政サービスの充実を図る市町村合併。
今回は、富士川町との合併に関する動きについてお知らせします。
全国的に進む市町村合併
市町村合併を促す「市町村の合併の特例に関する法律」のもと、この10年間で全国に約3,200あった市町村は、1,820に再編されました。
静岡県内でも74の市町村が42市町となり、合併した市町では行財政基盤の一定の強化が図られました。しかし、人口80万人の都市が誕生した一方、1万人未満の町も依然としてあり、行財政能力に大きな差ができています。
今後、少子・高齢社会や地方分権がますます進むにつれ、市町が担う行政サービスは一層ふえていきます。
このような中、県は合併を一層推進するため、「静岡県市町村合併推進構想」を策定し、3月22日に公表しました。この中で富士市と富士川町の枠組みを示しています。
富士川町から申し入れ
富士川町は、社会情勢や町の現状などを踏まえ、住民・議会・行政が、長い間地域の将来について検討を重ねてきました。
また、3月に富士市との合併の賛否を問うアンケート調査を実施し、合併を望む町民が86.3%にのぼりました。
この結果、富士市との合併が最も望ましいとの判断に至り、7月4日、富士川町長・町議会議長が富士市長に対し合併を協議するための場(合併協議会)の設置について、申し入れを行いました。
これからの富士市は
市は、この申し入れを真摯(しんし)に受けとめ、今後、議会に諮る予定です。遅くとも来年3月までには協議の場を設置し、両市町の明日を築くための検討を進めていきます。
また、9月下旬ころから、すべての地区で説明会を行います。説明会出席者に対し、意向調査を実施し、参考にさせていただく予定です。
今後、合併に関する動きについては、広報ふじや市ホームページでお知らせします。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 7月4日、富士市役所で鈴木富士市長に申し入れ書を手渡す坪内富士川町長、石川町議会議長
問い合わせ 企画課
電話 55-2718 ファクス 53-6669
Eメール so-kikaku@div.city.fuji.shizuoka.jp
富士川町を知ろう!
面積 30.92平方キロメートル(富士市の約14%)
人口 17,091人(富士市の約7%)
世帯 5,559世帯(富士市の約6.5%)
予算額 48.6億円(富士市の約7%)
まちの木・花・鳥 マキ・フヨウ・キセキレイ
*数値は平成18年7月1日現在
知っていますか?富士川町のこんなところ
○町は富士川地区と松野地区に大きく2分される
*それぞれの地区に公立の小・中学校、幼稚園、保育園、公民館、児童館が1つずつある
○町域の約52.6%は山林
○特産品はキウイ、ミカン
○2,397人(町民の約14%)が、富士川町から富士市へ通勤・通学している
○町のキャッチフレーズは、「なごみ・やすらぎ・いきいき 水と緑の快適空間 ふじかわ」
比べてみよう!富士市と富士川町
- 図表あり -