東海道の宿場町だった歴史を生かし、街の魅力を伝える
吉原本宿(鯛屋(たいや)旅館)
- 図表あり -
( 図表説明 ) 地図
吉原の街中の活性化を目指し、ことし3月にオープンした「吉原本宿」。創業320年の歴史を持つ、鯛屋旅館を改修して完成しました。
施設内に設置された歴史資料館には、吉原の昔と今を比較できる写真や東海道五十三次の絵などが展示され、常駐のボランティアが吉原の歴史を説明してくれます。そのほかにも、「一店逸品」をテーマにし、吉原地区の商店が考案した20以上の商品を販売しています。食堂では手打ちそばを食べることもできます。
吉原本宿の営業時間は11時〜16時で、定休日は水曜日です。入場は無料で、だれでも気軽に立ち寄れる休憩所としての役割も担っています。
吉原本宿を運営する「タウンマネージメント吉原」会長の内田寛(ひろし)さんは「東海道の宿場町として栄えた吉原宿の歴史を生かし、街ににぎわいを取り戻そうと、吉原本宿ができました。
今まで、東海道をウォーキングする人たちなどは、吉原商店街を通り過ぎるだけでしたが、これからはここに立ち寄ってもらい、より多くの人に吉原を知っていただきたいです。そのためには、まず市民の皆さんに足を運んでいただきたいですね。今後は、歴史講座やミニ寄席、そば打ち体験講座なども計画しています」と話してくれました。
また、歴史資料館の展示は常設ではなく、吉原祗園祭などのテーマに合わせて変えていくことも検討中だそうです。
これを機会に、皆さんも吉原宿の歴史にふれてみませんか。
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( 写真説明 ) 「一店逸品」の商品を販売するコーナー