過去から現在、そして未来へ 時と国境をこえた共通の財産
古代から神の山として崇拝されてきた富士山。その雄大な姿、高さ、美しさから多くの信仰と尊敬を集めてきました。
『万葉集』、『竹取物語』、『富嶽三十六景』など、時代を超えて数多くの作品にも描かれてきました。
今、この富士山を世界遺産に登録しようとする運動を展開しています。
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●世界遺産条約
地球の生成と人類の歴史によって過去から引き継がれてきた人類共通の遺産を、国際的に協力しながら保護・保存し、未来に継承していこうと、1972年、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会で採択された国際条約です。2005年3月現在、180か国が締結しています。 ※日本は1992年締結
●世界遺産(文化遺産)登録に向けて
現在、静岡・山梨両県と富士市を含めた富士山周辺市町村で推進組織を設置し、緊密な連携のもと、富士山の世界文化遺産への登録に向けた取り組みを進めています。
まず、第一段階である日本国内の「暫定リスト」への登載を目指し、富士山の文化的価値の証明や登録範囲などを調整していきます。
富士山の世界文化遺産登録に向けて、皆さんのご理解とご協力をお願いします。
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◆世界遺産
世界遺産条約に基づく「世界遺産リスト」に登録されている物件のこと
◆世界遺産の種類と登録状況(2005年7月現在)
・文化遺産(628件)
普遍的にすぐれた文化の価値をもつ建築物や遺跡、文化的景観など。日本では法隆寺地域の仏教建造物など10件。
・自然遺産(160件)
すぐれた自然の価値をもつ地形や生物、景観などを有する地域。日本では、屋久島(鹿児島県)、白神山地(秋田県)、知床(北海道)の3件。
・複合遺産(24件)
文化と自然のすぐれた要素を兼ね備えている遺産。日本での登録はなし。
◆日本の世界遺産暫定リスト
古都鎌倉の寺院・神社ほか(神奈川県)
彦根城(滋賀県)
平泉の文化遺産(岩手県)
石見(いわみ)銀山遺跡(島根県)
小笠原諸島(東京都)
琉球諸島(沖縄県)
問い合わせ
企画課 電話 55-2718 ファクス 53-6669
Eメール so-kikaku@div.city.fuji.shizuoka.jp