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【広報ふじ平成18年】こころ豊かで活力ある富士市づくり邁進(まいしん)の年に

平成18年度 鈴木尚市長の施政方針
 市議会二月定例会において、鈴木尚市長は平成18年度の施政方針を発表しました。
 その中で、市政運営の基本理念を、「豊かな人生を謳歌できる都市、富士市」とし、実現へ向けて全力を注いでいくことを示しました。
 また、平成18年度を、「こころ豊かで活力ある富士市づくり邁進の年」と位置づけ、市制施行40周年の節目を迎えるに当たり、生き生きとした未来への展望が拓かれる事業を実施していくことを強調しました。
 今回は、新年度の主な事業を紹介します。
- 写真あり -

地方分権の時代にふさわしい自立型のまちづくりを目指し、少子高齢社会に備えた社会基盤づくり
●「富士市行政経営プラン」に沿った、行政コストの削減と、新たな官民協働の仕組みづくり
●公共施設の管理運営に、指定管理者制度を導入
●公共サービスの民営化や民間委託の推進
●組織機構の改革(詳しくは、「広報ふじ」3月20日号をごらんください)
●県の合併推進構想の検討 など

活力あふれる産業都市再生に向けた基盤づくり
●「富士市工業振興ビジョン」に沿った工業振興施策の推進、企業立地奨励金制度の活用、優良企業進出の支援
●新富士駅北側多目的施設の建設・活用の検討
●TMO構想に基づく事業や商店街が行う事業の支援、観光資源の掘り起こし など

市民生活の充実と安全・安心な社会づくり
●「富士市国民保護計画」の策定(消防・救急体制の充実や公共施設の耐震化、河川改修、有事における住民の避難や救援に関する計画)
●毎月15日を「子どもの安全を守る市民行動の日」とし、地域が一体となった防犯活動を推進
●DMV(デュアル・モード・ビークル)の導入に向けた調査検討(7ページ参照) など


人と自然が調和する環境づくり
地球環境
 環境への負荷の低減や、子どもたちへの環境教育に率先して取り組みます。
●地域省エネルギー連携モデル事業
●住宅用太陽光発電設備の導入支援
●丘小学校へ太陽光と風力のハイブリッド発電装置を設置
●こどもエコクラブの活動支援 など

自然環境
 豊かな緑と自然環境を保全し、市民が身近に自然と親しみふれあえる場を提供します。
●富士山麓ブナ林創造事業
●浮島ヶ原自然公園整備 など

生活環境
 水質汚濁・大気汚染などの公害の未然防止対策を進め、安全で快適な生活環境を守ります。
●河川・海域・地下水の水質調査、テレメータシステムによる大気汚染の常時監視
●「富士スモッグ改善計画」の策定 など

廃棄物対策
 資源循環型社会を目指し、ごみの減量化・資源化を促進します。
●ペットボトルのステーション収集
●古紙の分別収集の細分化
●白色トレイの拠点回収 など

上水道事業
 安全で安定した給水サービスに努め、健全で効率的な事業経営を進めます。
●第7期拡張事業(親子台、陽光台など4つの簡易水道組合の統合推進)など

下水道事業
 管網整備や管更生事業などを進めます。また、下水道業務の迅速化・効率化を図り、経営の健全化に努めます。
●西部浄化センターの更新改築事業
●「下水道総合管理システム」の導入 など
- 写真あり -
( 写真説明 ) (右上)ことし1月に飛来したコハクチョウ(沼川周辺)
( 写真説明 ) (左上)こどもエコクラブ交流会
( 写真説明 ) (下2点)今月から始まっている「その他の紙」とペットボトルの分別回収に、ご協力を!


いきいきと働ける仕事づくり
工業
 「富士市工業振興ビジョン」に基づき、中小企業の振興や人材の活用・育成を積極的に行うほか、企業の誘致を進めます。
●工業振興会議の創設
●「中小企業振興条例」の制定
●起業家支援セミナー・ステップアップセミナーの開催
●企業&OB人材マッチング事業 など

商業・流通
 商店街の活性化や経営基盤の強化のため、商店街が行う商業基盤整備やイベントなどの共同事業を支援します。また、公設地方卸売市場については、引き続き「いちばの朝市」への支援を行い、市場の活性化を図ります。
●TMO構想に基づく事業の支援
●チャレンジショップ推進事業 など

労働・雇用
 ニート(若年無業者)対策として、ワークショップや討論会などを通じて就業意識を高めるため、「職業観教育モデル事業」を行います。

観光
 観光資源を活用し、交通機関や観光団体との連携を図りながら「富士山のまち・富士市」「美しいまち・富士市」をPRします。
●「まちの駅」の拡大
●富士山百景写真コンテスト開催 など

農林業
 新鮮で安全な農・畜産物の生産供給を支援し、地産地消を進めるほか、土地改良事業を行います。また林業では、「富士市林道管理条例」に基づいて林道を適性に管理し、林業の振興と森林の機能の保全を図ります。
●比奈地区農道改良事業 など
- 写真あり -
( 写真説明 ) (右上)毎月第4日曜日に開催される「いちばの朝市」
( 写真説明 ) (左上)「まちの駅」は現在22駅。お気軽にお寄りください!
( 写真説明 ) (下上段)起業家支援セミナー
( 写真説明 ) (下下段)富士山百景写真コンテスト


健やかで温(ぬく)もりのある暮らしづくり
保健
 「保健総合情報システム」により、保健事業の効率化を図ります。また、疾病の予防や健康診査を充実させるとともに、高齢者の健康維持や介護予防を図ります。
 母子保健事業としては、出産や育児不安の解消、虐待防止のため、育児支援家庭訪問事業を充実させます。
●介護予防検査事業
●勤労者健康対策協議会の設置 など

医療
 突然の心停止に対応し、救命率の向上を図るための自動体外式除細動器(以下AED)を、小・中学校や公民館などの公共施設に、計80台配置します。また、市民の医療に関する理解を深めるため、「医療推進市民講座」を開催します。
 中央病院については、医師の確保や医療安全対策に努め、急性期医療に重点を置いた、地域の基幹病院としての役割を果たします。

保険事業
 介護保険については、「第三期介護保険事業計画」により、介護予防のための地域支援事業や、4月から新設される「富士市高齢者地域包括支援センター」で総合相談事業を行うなど、高齢者への支援を充実させます。
 国民健康保険については、医療費の適正化と財源の確保、疾病の重症化予防を図ります。
●人間ドックの定員増員 など

市民相談
 消費者被害の防止のため、講座などの啓発活動や情報提供を積極的に行います。

福祉
 地域福祉については、「富士市地域福祉計画」に基づいて、地域に密着した福祉活動を進めます。また、配偶者などによる身体的・精神的暴力(ドメスティック・バイオレンス)に対する相談体制を強化・充実させます。
 障害者福祉については、「障害者自立支援法」施行に伴い、関係機関や各事業所との連携を強化しながら、障害者のコミュニケーション支援・就労支援に取り組みます。
 高齢者福祉については、「ねんりんピック静岡2006」の実施に伴い、県富士水泳場で水泳交流大会などを開催します。
●障害者ピアヘルパー養成事業(障害者がヘルパーの資格を取得し、障害者にサービスを提供するもの)
●手話通訳者・精神保健福祉士の配置(障害福祉課) など

子育て
 保護者の負担軽減や、少子化対策の一環として、医療費や児童手当の受給枠の見直しを行います。保育園については、定員の改正を行い、受入枠の拡大に努めます。
 また、放課後児童クラブの運営支援のほか、児童虐待の早期発見・早期対応に努め、関係機関との連携を図りながら、虐待防止啓発事業を充実させます。
●「乳幼児医療費助成制度」を「こども医療費助成制度」とし、助成対象の上限を、小学校就学前から小学校2年生に引き上げ
●岩松小学校内の余裕教室を、岩松かりがね学童クラブの専用室として改修 など
- 写真あり -
( 写真説明 ) (右上)岩松かりがね学童クラブ「友達いっぱい、楽しいよ!」
( 写真説明 ) (左上)すくすく赤ちゃん講座で行われる育児相談


こころかよいあう豊かな人づくり
教育
 学校教育では、「確かな学力」の定着を目指し、保護者や地域の協力を得ながら、活力に満ちた、特色ある学校・安全な学校づくりに力を注ぎます。
●伝法小・吉原商業高校屋内運動場改築工事
●学校二学期制の全小中学校実施
●学校生活・養護学級サポート員の配置
●各幼稚園・小中学校に防犯ベル設置 など

青少年育成
 創造性豊かな青少年育成のための事業を行います。
●富士市・雫(しずく)石町少年交流事業
●富士市青少年の船 など

図書館
 中央図書館は、祝日の開館やDVDの貸し出しを行うなど、より利用しやすくなります。
 また、「子ども読書活動推進計画」を実施し、読書活動の普及に努めます。

コミュニティ・男女共同参画
 各地区のまちづくり推進事業の支援や、市民活動団体への支援施策を検討します。
 また、「男女共同参画プラン第二期実施計画」を実施し、各地区に推進員を設置します。
●アダプション・プログラムモデル事業
●(仮称)富士交流プラザ建設工事 など

生活安全・交通安全
 防犯用パトロールカーによる巡回活動の強化や、地域での防犯活動への支援を行います。
 交通安全対策としては、「第八次交通安全計画」を策定し、高齢者や児童などに対する安全教育を充実させます。

文化・スポーツ
 市民の文化活動を支援するとともに、市制四十周年記念事業として多彩な催しを開催します。
 また、だれもが楽しむことのできるスポーツの普及や、スポーツを行うきっかけづくりとなるプログラムの見直しを行います。
●「見よ西風からの富士」CD作成
●ピアニスト・フジ子ヘミングとモスクワフィルハーモニー交響楽団によるコンサート開催(ロゼシアター)
●「富士山ゆかりの名品展」開催(博物館)
●富士山の世界文化遺産登録活動
●総合体育館・武道館の整備研究 など

国際交流
 国際交流ラウンジ(FILS(フィス))を拠点に、外国人住民への支援活動を行うほか、オーシャンサイド市との姉妹都市提携十五周年として、友好訪問団を迎え、交流をより深めます。
- 写真あり -
( 写真説明 ) (右上)中央図書館の利用が祝日も可能に
( 写真説明 ) (左上)富士市青少年の船
( 写真説明 ) (右下)防犯パトロールカー


安全で心地よい快適な街づくり
交通
 新しい公共交通体系の構築と、既存のバス路線の見直しに向け、バス事業者と共同で実験・調査を行います。
●新富士駅〜富士駅〜吉原中央駅を高頻度で連絡する「基幹的循環バス」の実証実験
●DMVの市内デモンストレーション走行の実施 など

市街地整備・都市景観
 土地区画整理事業などの基盤整備を進め、都市機能の充実を図ります。また、景観行政団体として、景観計画の策定を進めます。
●新富士駅北側多目的施設の建設、駅前広場や歩道のバリアフリー化
●煙突撤去モデル事業
●新富士駅南地区土地区画整理事業 など

公園・住宅・緑化
 公園の樹木・遊具の整備や、草花配布などの緑化事業を進めるほか、市民の花であるバラの普及や緑化団体の事業を支援します。
 市営住宅については、岩本山団地の供用開始、高齢者対応住戸の改善などを進めます。
●鎧ヶ渕の散策路・富士西公園の整備
●森林墓園第三期工事区画の墓所整備
●バラオーナー制度の実施 など

道路
 安全で快適な生活が送れるよう、幹線道路や生活道路の整備を進めます。
●第二東名自動車道側道整備事業(神戸橋橋梁工事)
●旭町富士宮線バイパス・臨港富士線整備
●狭あい道路拡幅整備事業 など

消防・救急
 消防・救急体制を強化するとともに、市民に対し、応急手当(AEDの使用を含む)の普及啓発や、住宅用火災警報器の普及啓発を進めます。
●高規格救急自動車の更新・配備 など

防災・治水
 安全な暮らしを守るため、防災体制の強化や、情報伝達手段・施設の整備を進めます。
●防災ラジオの有償配布
●コミュニティFM放送を情報発信に活用
●富士大橋の耐震化
●「震災復興都市計画行動計画」の策定
●富士早川などの改修、松原川調整池整備
●潤井川洪水ハザードマップの配布 など
- 写真あり -
( 写真説明 ) (右上)DMV(デュアル・モード・ビークル)は、道路と線路の両方を自在に行き来し、走行できる車輌です。
( 写真説明 ) (左上)AEDを使った普通救命講習
( 写真説明 ) (左下上段)富士西公園
( 写真説明 ) (左下下段)防災ラジオ
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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