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【広報ふじ平成18年】富士市写真館 市制40周年記念 富士市写真館特集 フィルムの中の40年

 昭和41年11月、旧富士市・吉原市・鷹岡町が合併して、現在の富士市が誕生しました。
 それから40年…。時代は「昭和」から「平成」へ、街並みも人の流れも大きく変わりました。
 市では、合併前の昭和30年代から現在までの街の様子を、写真や映像で記録してきました。今回は、その中から幾つかの写真を紹介し、できごとや場所にまつわるお話を、当時を知る市民の皆さんに伺いました。
 ちょっとだけ、昭和の時代へタイムスリップしてみませんか?
- 写真あり -
( 写真説明 ) (上)
( 写真説明 ) 昭和40年代半ば、完成間もない市庁舎東側上空から撮影。今は建物が建ち並ぶ青葉通り周辺には、のどかな田園風景が広がっていました。

( 写真説明 ) (右下)
( 写真説明 ) 園児交通安全指導教室

( 写真説明 ) (下中央)
( 写真説明 ) 昭和41年10月、合併調印式にて(左から漆畑旧富士市長、斎藤吉原市長、植田鷹岡町長)

( 写真説明 ) (下左)
( 写真説明 ) 和田町にあった映画館「オリオン座」

大昭和製紙野球部 都市対抗野球大会優勝祝賀パレード
昭和45年8月5日 市役所・吉原商店街

優勝メンバーとして活躍した
鍵谷(かぎたに) 康司(こうじ)さん(天間)(当時20歳・3塁手)
- 写真あり -

まさに「劇的」優勝でした

 地区予選では、並みいる強豪チームを相手に、とても苦戦しました。勝てば地区代表決定となる最終戦では、9回裏サヨナラ勝ちで、何とか全国大会への切符をつかみました。
 後楽園球場まで、何十台ものバスに乗り、多くの市民の皆さんが応援に来てくれたのを覚えています。とても心強い味方でした。
 一度はあきらめかけた出場の夢がかなったことで、全国大会ではみんな思い切ったプレーができたと思います。決勝戦は、三菱重工神戸を相手に、延長14回を戦った末、都市対抗野球史上初の決勝引き分け再試合となりました。翌日の再試合は、3対0で完勝。予選から全国大会まで、本当に劇的シーンの連続でした。
 パレードでは、吉原商店街に人があふれ返り、紙吹雪が舞いました。景気がよかったこともあり、市全体がお祭り騒ぎで祝福してくれました。本当にうれしかったですね。
 この経験で、最後まであきらめないことの大切さを学びました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 優勝決定から2日後に行われたパレードには、多くの市民が駆けつけ、勝利をたたえました。

昭和7年建築 鷹岡小学校講堂
昭和55年

親子二代、鷹岡小学校の卒業生
町田 誠 さん(鷹岡本町・右)
娘・清 理恵 さん(松岡・左)
- 写真あり -

誠さん
私が子どものころ、もう既に講堂は古めかしい雰囲気でした。聞いたところによると、もとの外観は明るくてきれいだったのですが、戦時中に目立って危険だということで、あえて暗い色を上から塗ったそうです。今思うと、建設当時としては、かなりモダンな建物だったのでしょうね。
 年に1、2回、ここで演劇や映画教室が行われたのをよく覚えています。窓が少なくて昼間でも暗いので、映画にはちょうどよかったですね。時代劇なども見ることができ、とても楽しみな行事でした。それから、成人式もここで行われましたよ。外階段で、みんなで記念写真を撮ったなあ。

理恵さん
この建物、迫力ありますね。ちょっと怖いくらい…。私が小学校に入学したときには、既に取り壊され、体育館に建てかえられていました。鷹岡小の体育館は、当時、市内のどの学校よりも、新しくて立派だったので、何だかうれしかったです。
 映画教室はなかったけれど、体育館で演劇を見たのを覚えています。ちなみに私の成人式会場は、ロゼシアターでしたよ。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 鷹岡小の歴史を見つめてきた、今はなき講堂

富士本町商店街
昭和43年6月

活気にあふれる富士の玄関口
富士本町にお住まいの
望月 孝子 さん(右)
 孫・文子(あやこ) さん(左)
- 写真あり -

孝子さん
私の家は、95年続く薬屋です。病院のかわりに利用してくれる人が多かったので、朝早くから店をあけ、夜遅くに急なお客さんに対応することもありました。
 合併の前後は、ちょうど高度成長期で、街に一番活気があったころです。どの店も入口が開放的で、お客さんとの会話を大切にしながら商売をしていました。今は、昔からのお店は少なくなりましたが、この街に誇りを持ち、信頼関係を大切に、伝統の家業をずっと守っていきたいですね。

文子さん
今と全然違いますね!商店街のアーケードができたのは、私が生まれてすぐのこと(昭和53年)だそうで、現在の風景には、ずっとなれ親しんできました。小さいころ近所のお店でおもちゃを買ってもらったり、友達と買い物や食事をしたりと、ここには楽しい思い出がいっぱいあります。『富士市の中では都会』というイメージがあり、本町に住んでいることがちょっとだけ自慢でした(笑)。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 富士本町トレードマークのピンクのアーケード
添付ファイル
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