三周年を迎えた、新通町公園のミニ鉄道
「シュー、シュー」。毎月第2日曜日、ラ・ホール富士の北側にある新通町公園では、蒸気機関車の音が響きます。
平成14年10月から、新通町鉄道愛好会が、実物の8分の1の大きさをした蒸気機関車と電気機関車を走らせ、子どもたちを楽しませています。
愛好会の会員は26人で、JRの現役社員やOBなどで構成されています。「子どもに夢とロマンを与えたくて、鉄道が好きな人ばかりが集まりました」と会長の望月孝俊（たかとし）さん。
ミニ鉄道の運行時間は、10時〜12時と13時〜15時で、乗車は無料です。雨天の場合は中止になります。レールは公園内に8の字に敷かれ、全長は約300メートル。機関車は実物と同じ構造で、特に蒸気機関車は石炭で走り、煙を上げる様子は本物さながらです。
運行日には、たくさんの親子連れでにぎわい、子どもたちの笑顔があふれます。
望月さんは、「町中にこれほどのミニ鉄道があるのは珍しいと思います。踏み切りや信号などは、私たちの手づくりです。特に宣伝はしていないのですが、口（くち）コミで皆さんに広まり、とても好評です。子どもたちの喜んでいる顔を見るのはうれしいですね。今後は、トンネルなど設備を充実させ、より楽しんでもらえるようにしていきたいですね」と話してくれました。
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( 写真説明 ) （上段）煙を上げながら、木々の中を走る蒸気機関車
( 写真説明 ) （下段）蒸気機関車に石炭をくべたり、整備をしたりする新通町鉄道愛好会の皆さん
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