大淵通水 昭和40年3月25日(富士本)
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安全でおいしい水の供給を
富士地域の水道事業は、昭和6年に始まりましたが、現富士市上水道の形態は、昭和41年の合併後、実質的に創設されたといえます。昭和42年からの第三期、昭和46年からの第四期拡張事業により、現在の水道施設の形態が確立され、安全でおいしい水を、皆さんの家庭にお届けしています。
当時の様子を語る
村松 延郎(のぶろう)さん(大淵)
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水を大切に使ってほしい
上水道が通る以前、私が住んでいる地区の生活用水といえば、雨水でした。
雨どいを伝った雨水をタンクに集め、台所や、おふろで使用していました。
飲用水は、近くにある沢に井戸があったため、そこへくみに行きました。暮れになると正月の準備のために、皆が列をつくるほど水は貴重でした。水くみは、肩にてんびん棒を担いで、舗装されていない道を何往復もして大変でした。また、水道管を市と地区が協力して通したことも、いい思い出です。
当時に比べると、今の生活は夢のようですね。水道が引かれ、今では水のある生活が当たり前になっていますが、もっと水を大切に使ってほしいですね。