いつの時代も、子どもたちの笑顔は「みんなの希望」であり、富士市の未来をつくる「大きな力」です。
市では、富士市で生まれ育つすべての子どもたちが、明るく、健やかに、生き生きと生活できる環境づくりを行うための「富士市次世代育成支援計画」を策定しました。
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子どもの成長をみんなで応援
次世代育成支援とは、子育てや、子どもの成長を支援するための取り組みです。平成15年に国で定めた「次世代育成支援対策推進法」の地域行動計画として、富士市次世代育成支援計画を策定しました。
「子どもたちの成長を、家庭だけでなく、地域社会や企業、行政などが力をあわせて、みんなで見守り、支援していく」という考え方のもとに、計画の着実な達成に努めます。
Q.少子化対策として重要だと思うことは(平成16年1月〜2月調査)
次世代育成支援に関する意識調査を行ったところ、「少子化対策として重要だと思うことは」という問いに対し、養育費の軽減、仕事と子育ての両立のしやすさ、保育サービスの充実など、行政、企業の支援を求める回答が多く寄せられました。
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( 図表説明 ) 棒グラフ(就学前児童の親と小学生の親との比較)
主な事業の今後の目標
事業名など 平成16年 平成21年
児童館 2館 → 4館
不妊治療費助成事業(新規) 年間100人に対し事業実施
妊産婦・乳幼児などの家庭訪問指導事業
約1,500件 → 約1,900件
食生活推進員等学習会開催 12地区 → 24地区
通常保育事業 約3,250人 → 約3,450人
延長保育事業 20園 → 22園
乳幼児健康支援一時預かり事業
1園 → 3園
休日保育事業(新規) 0園 → 1園
放課後児童クラブ 充実を図る
地域子育て支援センター事業 5か所 → 8か所
心に余裕をもって子どもと接したい
次世代育成市民懇話会に参加した
牧野 栄子さん(原田)
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同年代の子どもを持つ親同士で集まると、いつも、子育てなどに対する率直な意見が出てきます。子育て中の親には、いろいろな悩みがありますから、そういう生の声を支援計画に生かせればと思い、市民懇話会に参加しました。
最近は、仕事をしながら子育てをする母親もふえています。しかし、子育てで仕事を離れることの不安が大きく、すぐに仕事に復帰する人が多いですね。そのためにも、仕事と育児を両立できるような制度が、会社の規模にかかわらず、今よりも充実するといいと思います。
子どもが健やかに育つには、親や周りの大人たちが、心に余裕を持って生活することが大切だと思います。富士市全体が、心に余裕のある街になるといいですね。
計画の目標
●子どもが主役!
−子どもの権利の保障と自立を応援する環境づくり−
●まずは家庭での子育て!
−子育てをがんばるすべての家庭を応援する環境づくり−
●支えます。地域でも!
−子育てを地域全体で支える環境づくり−
基本方針
(1)教育・学びの環境づくり
地域や家庭に見守られながら、子どもが育つ環境づくりを行います。
(2)親と子の健康確保への支援
安心して妊娠・出産・育児ができるための支援や食育の推進を行います。
(3)保育事業、経済支援など子育て支援サービスの充実
楽しく子育てができる環境づくりのために、経済的な支援などを充実させます。
(4)配慮が必要な家庭や児童への支援
ひとり親家庭の支援や、児童虐待防止などの対策を充実させます。
(5)安心して生活することのできる環境づくり
子どもを犯罪などから守り、安心して暮らせる環境づくりを行います。
(6)子育てを地域全体で支えていく仕組みづくり、機運づくり
地域子育て支援センターなどの支援体制の充実を図り、子育てに対する地域社会の理解を深めます。
(7)仕事と家庭のバランスのとれた就労環境づくり
就労と子育ての両立の支援を行います。
子育ては、家庭はもちろんのこと、地域のみんなで支えていくものです。次世代育成支援計画は、そのための大切な計画です。
富士市の将来を担う子どもたちのため、私たち一人一人にどんなことができるのか、考えてみませんか。
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問い合わせ先
児童福祉課 電話 55-2731 ファクス 51-0247