全国花卉(かき)品評会にトルコギキョウを出品し、農林水産大臣賞を受賞した
渡辺 憲治(けんじ)さん (伝法)
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年行われている全国花卉品評会。昨年は、全国28都道府県から、7部門で684点の出品がありました。渡辺さんは、一般切り花の部において、「ミラマリン」という品種のトルコギキョウを出品し、はえある農林水産大臣賞に輝きました。
トルコギキョウは、もともと夏に咲く、アメリカ生まれの花。15年ほど前から、一年中日本で栽培できるように品種改良が行われました。今では500以上もの品種があります。
渡辺さんが花づくりを始めたのは25年前。イチゴ農家だった家業を継ぐに当たり、自分の代から切り花栽培に変えました。現在は約6,000平方メートルの農地にビニールハウス6棟を設け、トルコギキョウやカーネーションなどを栽培しています。
渡辺さんは「受賞できたことを大変うれしく思いますが、まだあまり実感がわきません。受賞の重みを感じるのはこれからだと思います。たい肥利用による土づくりを基本とするなど、今までよいと思い行ってきたことの積み重ねが今回の受賞につながったのだと感じます」と話してくれました。
花栽培の魅力については「切り花栽培は、やっただけのことが結果として返ってきます。愛情をかければかけた分だけ、きれいな花を咲かせます。私は自分がつくった花すべてに自信を持って育てています。市民の皆さんにもっと切り花に親しみを抱いていただきたいですね」とすてきな笑顔で話してくれました。
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( 写真説明 ) ハウスの中は、一面のトルコギキョウ