教育、文化及びスポーツの振興に寄与する市民などの活動を奨励するために贈られる「富士市教育文化スポーツ奨励賞」。ことしの受賞者は、3個人、2団体の皆さんです。11月3日の文化の日に、ロゼシアターで表彰式を行います。
スポーツ:小澤 由貴子(おざわゆきこ)さん(富士宮市)
市立吉原商業高校教諭。「NEW!!わかふじ国体」では静岡県選手団の旗手を務め、選手としても活躍。ことし6月の世界マスターズ水泳選手権大会では、200メートル混合フリーリレーで見事優勝。高校では水泳部顧問として後進育成に尽力されています。
日本画:久保田 明宏(くぼたあきひろ)さん(伝法)
平成3年に県芸術祭で芸術祭賞を受賞するほか、平成13年には伊豆美術祭大賞を受賞し、日本画家として着実な実績を重ねる一方、多年にわたり市内の絵画教室講師として後進の指導に当たり、富士市の日本画の発展・普及に貢献されています。
文芸:渡辺 寛(わたなべひろし)さん(柚木)
市民文芸などに、詩をはじめ文芸作品を数多く発表。昨年度、「コスモス文学の会」主催の第23回コスモス文学賞・掌編(しょうへん)小説部門で第一席の文学賞を受賞。また、広く市民に文芸の世界のすばらしさを伝えるため、熱心な文芸普及活動を実践されています。
音楽:富士クラシック協会
平成元年、富士地区のクラシック演奏家により結成。市民にクラシック音楽をより身近なものとして親しんでもらうため、公民館、図書館、ロゼシアターなどでのコンサートや小中学校への訪問コンサートなど、年十数回の質の高いボランティア演奏活動を行い、富士市におけるクラシック音楽の普及に貢献されています。
書道:富士書道連盟
昭和41年、富士市の書道の普及、書道芸術の高揚および書道教育の振興を図る目的で設立。県下でも卓越した書道家の多い団体として高い評価を得ています。また、「NEW!!わかふじ国体」では、会員が一丸となり賞状筆耕(ひっこう)に協力するなど、その活動はボランティア精神に富み、富士市の書道の普及振興に寄与されています。