富士南中学校体操部（新体操）・吉原第一中学校サッカー部
全国中学校総合体育大会初出場
「みんなが一つになって」
新体操団体戦は、構成点（技術的価値・芸術的価値）と技術点（一般的な技術）を審査基準とする、芸術性に重点を置いた競技です。5人の一糸乱れぬ呼吸、個々の正確な演技が求められます。
富士南中学校体操部（新体操）は昨年、東海大会4位と、あと一歩のところで全国中学校総合体育大会への切符を逃してしまいました。しかし、ことしは県大会、東海大会ともに優勝し、全国大会への道を一気に駆け上がりました。
大会時のリーダー、望月香奈子さんと渡辺香緒里（かおり）さん（いずれも3年）は、「県大会は、緊張もなく完璧な演技ができたので、優勝する自信はありました。東海大会では、昨年のこともあり緊張と不安でいっぱいでした。結果的に優勝できてうれしかったのですが、ミスをしてしまったのが心残りでした。全国大会では、もう一度、みんなが一つとなって完璧な演技ができるよう頑張りました」と振り返ってくれました。
「東海大会で演技が終了したとき、選手たちは、ミスをしてしまったため泣きながら舞台をおりてきました。全国大会では、悔いの残らないよう笑顔で終わってほしいと思いました」と顧問の太田明子教諭。
全国大会の結果は、初出場ながら25チーム中13位と大健闘でした。
現在のリーダー、濱口小夜（はまぐちさよ）さん（2年）は、「全国大会に出場しているチームの演技は、投げたボールの高さ、足のそろえなど、こちらが見とれてしまうほどレベルが高いものでした。来年は全国大会出場だけでなく、優勝できるよう練習していきたいです」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 富士南中学校体操部（新体操）の皆さん
「ひたむきさと粘り」を胸に
吉原第一中学校サッカー部は、県大会準優勝、東海大会準優勝というすばらしい成績をおさめ、全国中学総体初出場を果たしました。初戦を見事突破し、2回戦に臨みましたが、長崎県の国見町立国見中学校に0対1で惜しくも敗退してしまいました。
「吉原第一中学校サッカー部は、選手個々の能力が、ずば抜けて高いわけではありません。能力の低さを組織力で補うために、選手・監督・コーチが一体となって練習をし、コミュニケーションを大切にしました。大会では、全国大会出場を目指すというより、目の前の試合を、ひたむきさと粘りで勝ち抜いていくことを目指していました。意地を見せたかったですね」と監督の寺内誠一教諭とコーチの塩川和正教諭。
キャプテンの鈴木隆将（たかまさ）さん（3年）は「全国大会は緊張しましたが、父母が大勢応援に来てくれていたので、とても心強かったです。安心して持ち前のパスをつなげるサッカーができ、1勝を上げられました」と振り返ってくれました。
フォワードの石川健太郎さん（3年）とゴールキーパーの加藤慎弥（しんや）さん（3年）は「大会を通して印象に残った試合は、県大会準決勝の常葉橘中学校戦です。相手は日本代表候補が何人もいる強豪です。昨年の県大会では負けていたので、先輩たちのためにも、ことしは勝とうと思いました。走り負けだけはしないよう気持ちで踏ん張りました。シュート数も相手が19本に対し、こちらは2本と防戦一方でしたが、延長の末、PK勝ちをおさめたことで波に乗り、全国大会へ出場できたと思います」と激戦の様子を語ってくれました。
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( 写真説明 ) 吉原第一中学校サッカー部の皆さん
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