このコーナーでは、富士地区2市 1町(富士市・富士宮市・芝川町)の情報をお知らせします。今回は、富士宮市と芝川町の「地場産品」について紹介します。
富士宮市
おいしい「ゆで落花生」
落花生と聞くと、皆さんはやはり千葉県産を思い浮かべるのでしょうか。
富士地区でも落花生は多く生産されています。富士宮市では、北山や山宮など北部地区を中心に4ヘクタールが作づけられ、年間7トンが栽培されています。
出荷時期は、8月中旬から始まり、9月にかけて出回ります。落花生の販売は、JAふじのみやふれあい市や、その他の直売所で行っています。
何よりも一番の特色は、食べ方です。富士・富士宮地域では、落花生を塩ゆでにして食べます。皆さんも塩ゆで落花生の味を楽しんでみてはいかがですか。
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御存じでしたか?
富士宮市内では、杉田地区をはじめとする20軒の農家で、12ヘクタールの耕作地にギンナンが栽培されています。ギンナンの種類には、早生(わせ)種の「金兵(きんぺい)」、中生(なかて)種の「久寿(きょうじゅ)」、晩生(おくて)種の「藤久郎(とうくろう)」があります。
出荷時期は、9月中旬から11月上旬で、年間2.2トンが出荷されます。主に東京を中心に、「いちょう娘(むすめ)」の名で出荷しています。
まだ、あまり一般には出回っていないので、高級感がありますね。
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問い合わせ先 JAふじのみや総務課 電話 0544-58-0001
芝川町
夏ばて防止に「うっめー梅」
梅はバラ科の果樹で、ミネラルとクエン酸が豊富に含まれており、特に強い酸味の主体であるクエン酸は、腐敗菌を殺菌したり繁殖を防止したりする効能があります。また、クエン酸には疲労の原因である「乳酸」の過剰生産の抑制を行う役割もあり、夏ばて防止に最適な食品です。
8月には、ことし収穫された梅が、加工品として生まれ変わります。その一つとして、稲子産の中梅(ちゅううめ)を原料にした季節限定の梅のお漬物「カリッ娘(こ)」は、添加物や保存剤を一切使わず、素材の持つ抗菌作用をそのまま生かし、カリカリとした食感でおやつにもぴったりです。
また、平成9年から皆さんに親しまれている「梅わいん」も醸造され、間もなく出荷されます。ほのかな梅の香りと、フルーティですっきりしたさわやかな口当たりは女性に人気があります。梅自体がミネラルやポリフェノールなどを豊富に含んだアルカリ性食品のため、健康の面でも注目されています。ぜひ味わってみてください。
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問い合わせ先 芝川町農林商工課 電話 0544-65-2806