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【広報ふじ平成16年】特集・防犯まちづくり 犯罪に強いまちを目指して

特集・防犯まちづくり 犯罪に強いまちを目指して

- 写真あり -

「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい。気をつけてね」
 毎朝元気に学校へ向かう子どもたちを見守る地域の目。場所によっては人通りの少ない通学路も、毎日安心して通学できるのは、温かい地域の人の目があるからです。
 富士市では現在、平成元年に比べて、犯罪件数が2倍以上にも増加しています。ふえ続ける犯罪から、自分自身を、子どもたちを守るためには、一人一人がこれまで以上に防犯意識を高め、地域の信頼やつながりを強めていくことが大切です。
 今回は、富士市における犯罪の発生状況を紹介するとともに、安全・安心な生活のための防犯対策について考えてみたいと思います。


犯罪の現状
富士市の犯罪の特徴
 平成15年の市内の刑法犯認知件数(警察において発生を認知した事件数)は、前年に比べ378件減少しました。
 図1からわかるように、市内の犯罪で一番多いのは、空き巣などの「窃盗犯」です。しかし、県の平均に比べると、傷害や暴行などの「粗暴犯」や、オレオレ詐欺(さぎ)、架空請求による詐欺などの「知能犯」が多発しています。特に詐欺被害は、平成14年に比べて3倍近く急増しました。
 また、覚せい剤などの薬物に関する犯罪が他市に比べて多いことも富士市の特徴です。

どこで?どんな犯罪が?
 平成15年中に、市内の交番・駐在所で把握した刑法犯認知件数を図2に示しました。
 グラフを見ると、富士駅前交番や、吉原商店街近くの御幸町交番などで件数が非常に多いことがわかります。罪種別に見ると、車上狙いや自転車盗難の被害が多いのが特徴です。
 逆に、市の中心部から離れた地域では、全体的に犯罪件数が少ないことがわかります。しかし、その中でも空き巣・忍び込み・居空(いあ)き(*)の割合が高くなっています。
 このように、地域によって犯罪の種類は違います。また、人が多く集まるところほど、犯罪が多いこともうかがえます。
*家の人が昼寝や食事をしているすきに侵入して盗みをすること
- 写真あり -
( 写真説明 ) 窃盗犯の中で最も多い手口が「車上狙い」です
( 写真説明 ) *写真はイメージです

交番・豆知識
 交番・駐在所には、パトロール中などで警察官が不在の場合、受話器を上げると直接富士警察署につながる「交番ホットライン」を設置しています。
 事故や犯罪に遭った、目撃したという場合には、不在だから…とあきらめず、この電話をご利用ください。
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市内の刑法犯認知件数 <図1>
- 図表あり -
( 図表説明 ) 図1
窃盗犯…窃盗(空き巣など)
知能犯…詐欺・横領・偽造・汚職・背任
粗暴犯…傷害・暴行・脅迫・恐喝・凶器準備集合
    (危害を加える目的で凶器を準備して集合すること)
凶悪犯…殺人・強盗・放火・強姦(ごうかん)
風俗犯…賭博(とばく)・わいせつ
その他刑法犯…上記以外(占有離脱物横領・住居侵入など)

交番・駐在所別の刑法犯認知件数 <図2>
- 図表あり -
( 図表説明 ) 図2


キーワードは地域の連携
地域の連携が犯罪を防ぎます
 市内で最も多く発生している「窃盗」。被害を防ぐには、もちろん一人一人の注意が必要です。しかし、空き巣や居空きなど、家に忍び込んで盗みを行う「泥棒」の被害を防ぐには、何よりも地域の連携が大切です。
 泥棒が一番嫌がるのは、人との接触です。多くの人の目が行き届いている地域では、泥棒も「仕事」がしづらいものです。
●泥棒撃退!! 次のことに気をつけよう
・夜間まで不在にする場合は、室内灯をつけておく(不在だと思わせないように…)
・隣近所に訪問者があった場合は、一声かける
・留守にする場合は、近所でお互いに用心を依頼する
・足場に利用されるような箱やはしごなどを置かない
・塀は低く、植木は間隔をあけるなど、内側が見通せるようにする

地域で子どもを守ろう
 最近は、全国的に子どもを狙った犯罪がふえてきています。
 安全と思われる通学路でも、子どもが通る道は誘拐犯などにとっては絶好の犯行スポットの一つ。周囲に大人がいないときを見計らって犯行に及びます。
 親が四六時中、子どもから目を離さずにいるのは、実際には難しいことです。
 例えば、子どもの登下校時などに、安全確保のための巡回を行うなど、地域の大人たちが協力して防犯に取り組みましょう。
●かけこみ110番のいえ
 かけこみ110番のいえは、例えば、
・車に無理やり乗せられそうになった
・知らない人に後をつけられたなどという場合に、一時避難場所として子どもを保護し、110番通報をしていただけるよう、ご協力をお願いしているものです。
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( 図表説明 ) かけこみ110番のいえは、このマークが目印です

「かけこみ110番のいえ」として協力している・勝亦 光明 さん 光子 さん(大淵)
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安全な登下校に協力しています
 このあたりは学校からも遠く、家もあまり多くありません。我が家には昼間も家族がいるので、万が一、子どもが駆け込んできても保護することができます。そこで、平成9年から「かけこみ110番のいえ」として協力をしています。
 子どもを犯罪から守るには、ふだんから地域の子どもと顔を合わせることが大切です。今は、昔のように、地域の子どもたちと顔を合わせる機会が少ないですが、安全な登下校のために、これからも協力していきたいと思います。


注意!
オレオレ詐欺が多発中・振り込む前に、まず相談を!
 家族などを装って電話をかけ、現金を振り込ませてだまし取る「オレオレ詐欺」が多発しています。市内でも、これまで24件もの被害が確認されています。
 相手はプロの詐欺師です。電話口での巧妙なやりとりに動揺し、オレオレ詐欺の手口を知っていても正常な判断ができなくなってしまうものです。最近では、「お宅の○○さんが…」と、すでに個人名を把握している場合もあります。
 「お金を振り込んで!」という電話を受けたら、決して一人で判断せず、振り込む前に必ず家族や警察に相談しましょう。

ご存じですか?富士防犯協会
 富士防犯協会とは、警察と協力して、安全なまちづくりを目指した活動を行っている組織です。
 小学1年生への防犯笛の贈呈や一門一灯運動(*)などのほか、地域安全推進員の活動をサポートし、子どもからお年寄りまで幅広い年齢層を対象に、防犯教室などを行っています。
*夜間に玄関や門の照明をつけて明るくし、犯罪を起きにくくしようとする取り組み
●地域安全推進員
 地域の防犯リーダーとして、地域安全活動を進めているのが「地域安全推進員」の皆さんです。
 地域安全推進員は、犯罪防犯マップの作成や防犯教室、地域のパトロールなど、それぞれの地域に合った自主的な防犯活動を行っています。
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( 写真説明 ) 小学1年生への防犯笛の贈呈
( 写真説明 ) 夜間パトロール

富士警察署生活安全課・西井 靜男 警部補
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犯罪が起こりにくい地域づくりを
 犯罪を防ぐためには、隣近所が気軽に声を掛け合える地域づくりが大切だと思います。防犯に関心の低い地域では、犯罪も多く、子どもの非行も多いと感じています。
 平成15年から始まった「一門一灯運動」は、まだ始まったばかりの活動ですので、ご協力いただいている家庭も、今はそれほど多くありません。この運動が徐々に浸透し、市内全域に広がっていってほしいと思います。これからも、犯罪の起こりにくい地域づくり、富士市づくりを進めていきたいですね。

地域安全課・永田 一吉(かずよし) 主査 
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防犯対策は、決して難しいことではありません
 地域安全課では、市民一人一人が犯罪に強くなるための防犯教室を、地域などに出向いて行っています。そこで気づいたのは、防犯対策への関心があっても、具体的に何をすればよいのかわからない、という人が多いということです。
 「防犯対策」というと、家に防犯システムを取りつけたり、防犯グッズをそろえたりなど、何か特別なことをしなければならないと思いがちですが、決して難しいことではありません。ふだんの生活の中で簡単にできることを実践することで、犯罪に強い家、強い地域ができてきます。
 例えば、家のかぎをきちんとかける、留守の場合は隣近所で声をかけ合うなど、簡単にできることから始めていただければと思います。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 防犯教室では、簡単にできる防犯対策を、わかりやすく紹介しています

- 図表あり -
( 図表説明 ) 市内の警察署・交番・駐在所の電話番号表
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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