日本初!クリケットの国際大会が富士市で開催
5月25日から29日まで、フィジー、トンガ、インドネシア、日本が参加して、日本初のクリケット公式国際大会となる「ICC・EAPチャレンジ2004」が富士川緑地のクリケット専用グラウンドで行われました。
クリケットとは、イギリスの国技とも野球の原型とも言われる球技で、11人の選手で行われます。長さ20メートルのピッチと呼ばれる細長いグラウンドの両端に設置したウィケット(木製の三柱門)間を使用し攻防します。攻守の交代はテンアウトで、1・2回で行われます。
大会の開催に携わってきた小池芳郎(よしろう)さん(平垣)は、「クリケットは、1試合を1日かけて行うとてものんびりしたスポーツです。
古くは明治時代に、日本とイギリスの間で親善試合も行われていましたが、庶民的なスポーツではなかったようです。富士市では、15年前に来日した外国人により、普及していきました。
開会式は独特で、選手と大会関係者だけで行われます。閉会式は来賓紹介や祝辞、授賞式など長時間に渡り、終了後はバーベキューで懇親を深めました。
今回は、日本で初めて行われる国際大会で、すべてが手探りの状態でした。結局、大会要項ができたのも試合の間近でした。また、なじみの薄い競技のため、スポンサー探しにも苦労しました。
残念ながら日本は3位に終わりましたが、大会は大成功でした。これを機に、富士市でクリケットチームができ、クリケットのメッカになってほしいですね。選手の皆さんも大満足で帰国されたので、また国際大会を誘致したいです」と話してくれました。
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( 写真説明 ) ダイナミックな投球フォームで行われるクリケット