富士市で飛込競技の普及を目指す
内藤 英樹さん(今泉)
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昨年9月に行われた「NEW!!わかふじ国体」夏季大会。静岡県チームは水泳飛込競技で総合優勝しました。そのとき監督として優勝に導いた内藤さんは、国体終了後、富士常葉大水泳部監督として指導する傍ら、県富士水泳場を拠点として、飛込競技の普及に努めています。
子どもとふれあえると高齢者に人気の飛び込み教室では、初級・中級で小学生から60歳くらいの男女約80人に指導しています。
内藤さんは、「飛び込みを始めたきっかけは、最初、競泳の選手をしていたのですが、人と変わったことをしてみたいという好奇心からでした。子どものころから高い場所や体操の授業が好きだったこと、母親が飛込競技のコーチをしていたこともあり、競技への抵抗は全くありませんでした。
選手として活動後、迷った末に指導者の道へ進みました。選手をやめると決めたときには、10日くらい何も考えられなくなり、このまま平凡な人生を過ごしてしまうのかと悩んだこともありました。
ところが、いざ始めてみると、選手で満足していたはずの自分に違う感情が芽生え、指導することで、さらに飛び込みの楽しさや奥深さを感じている毎日です。これだけ飛び込みの環境・設備が整っているのは、県内でもここだけです。富士のスポーツとして根づき、このプールから全国で活躍してくれる選手が出るといいですね」と指導者としての熱意と温かさを持って話してくれました。
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( 写真説明 ) 子どもの体調にも気を配りながら丁寧に指導する内藤さん