【広報ふじ平成16年】暮らしのたより1
暮らしのたより
第41号 富士市民文芸作品 文化振興課 電話 55-2874
平成17年度・市立看護専門学校入学生 市立看護専門学校 電話 64-3131
富士山クロスカントリー参加者 スポーツ振興課 電話 55-2876
嘉興(かこう)・上海・北京への旅“市民友好の翼”参加者 国際交流室 電話 55-2704
安全で安心なまちづくりシンポジウム 地域安全課 電話 55-2705
自(みずか)らかち取る安全 防犯講座 地域安全課 電話 55-2705
世界昆虫博 in Fuji
7月21日〜8月15日 ロゼシアター展示室
第4話 森の忍者と言われる擬態(ぎたい)の達人たち
地球が長い年月をかけてつくり上げた森林は生き物の宝庫です。森林は、昆虫にとって大切なすみかですが、一方で、鳥や爬虫類(はちゅうるい)など多くの天敵が、いつも命を狙(ねら)っている危険がいっぱいの場所でもあります。
そのような環境の中で、食物連鎖(れんさ)の底辺にいる弱い昆虫は、何とかして敵から逃れて子孫を残していかなければなりません。その戦略の一つが擬態です。木の葉や花などにそっくりな姿で敵から隠れる忍者のような昆虫がいます。緑の木の葉に化けたコノハムシ、枯葉にはコノハチョウやカレハカマキリ、小枝と見分けがつかないナナフシなど、森の一部に成りきって敵から隠れています。体全体がランの花にそっくりで、本物の花と間違って蜜を吸いに来たチョウを捕(つか)まえるハナカマキリのようなすごい昆虫もいます。
また、毒を持つドクチョウやマダラチョウを食べた鳥が嘔吐(おうと)し苦しんでいるのを見たことがあります。そんな経験をした鳥は二度と同じ種類のチョウを食べなくなるといわれます。熱帯地方には、ドクチョウとそっくりな模様と行動をすることによって鳥に食べられないような戦法をとる毒を持たないチョウも数多くいます。
そして、南米のフクロチョウのように、大きな目玉模様で敵を驚かせて身を守る仲間もいます。
森は、不思議に満ちた世界です。
(著:安曇野(あずみの)蝶類研究所 塚田悦造(えつぞう))
問い合わせ先 生涯学習課 電話 55-2873
- 写真あり -
( 写真説明 ) コノハムシ(ジャワ島産)
添付ファイル
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