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【広報ふじ平成16年】生き生きとした商業のまちづくり

富士市中心市街地活性化基本計画を策定しました

 市では、富士駅周辺地区と吉原地区を中心市街地とし、活性化させるための計画をつくりました。今回はこの計画について紹介します。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 富士駅周辺地区
( 写真説明 ) 吉原地区


中心市街地活性化基本計画とは
 大型店の進出や車社会の進行により、昔からある商店街は厳しい状況に置かれています。
 平成13・14年度の2年間で、市民の意見を十分に聞き、市全体の商業の将来像を見定めるために「商業振興ビジョン」をつくりました。
 そして昨年度、商業・行政・交通などの機能が集まっているものの、衰退してしまっている富士駅周辺地区と吉原地区の2地区を中心市街地として定め、再び街の活気を取り戻すために「中心市街地活性化基本計画」を策定しました。


富士市の顔づくりを
 市内には、何か所かに商店街がありますが、各地に点在しているせいか、市の中心といえるような場所がありません。
 中心市街地は、地域独自の文化をはぐくんできた場所であり、そこを市民の日常生活の場として再生することは、地域の将来の発展につながります。
 街を活性化させるために、富士市の顔となるような中心市街地づくりが必要となってきます。
 みんなが向かう場所、集まる場所になるよう、住環境や交通機関などを含めた街全体の魅力をどのようにつくり出すかが重要になります。


商業のまちづくりに向けて
 今後、「中心市街地活性化基本計画」を実行するための事業を推進する組織、「TMO(Town Management Organization)」(※)の設置を目指します。
 これからこの計画をもとに、さまざまな事業が展開されます。中心市街地の活性化が、市全域に波及していくことが期待されます。
 さあ、いよいよ富士市は、生き生きとした商業のまちづくりに向けて、動き始めます。
※商工会議所・商店街・市民・行政などにより構成され、中心市街地活性化基本計画を具体的に推進する機関


富士市中心市街地活性化基本計画策定委員会委員長
柳澤 勝教授
(富士常葉大学流通経済学部長)
- 写真あり -
市民一人一人が意識を持って
 全国的に、商店街をいかに活性化させるかが大きな課題になっています。商店街を寂れることは、市が寂れていくことにつながり、商店街が勢いづくと、市は元気になります。商店街は「市の財産」ともいえるのではないでしょうか。
 これから、この計画をもとに、さまざまな事業を実行していきます。その一番の担い手は商業者ですが、やはりそれだけでは限界があります。市民が街に顔を出す、街を歩くというように、市民の皆さんの参加が必要です。
 市民一人一人が、中心市街地の活性化は、商業者のためだけではなく、自分たちのためであるという意識を持ち、市全体で魅力のあるまちづくりをしていってほしいですね。


 私たちの街、富士市を元気のある街にするために私たちは何ができるでしょう。
 市民の皆さん一人一人が、地元応援団の一員です。まずは、地元の商店街に足を運んでみませんか。


問い合わせ先 商業労政課 電話 55-2907
Eメール sy-syougyou@city.fuji.shizuoka.jp
ホームページ http://fujishi.jp/cityhall/syouko-b/syougyou/
※詳しくは、富士市ホームページまたは、商業労政課の窓口にて配布する冊子をごらんください。
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