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D51型蒸気機関車引渡式 昭和52年5月5日
北海道からやってきた「デゴイチ」
昭和52年、国鉄(現在のJR)身延線の入山瀬駅西隣に開園した入山瀬公園。この年のこどもの日に、大勢の子どもたちが集まり、公園内に設置されたD51型蒸気機関車(愛称:デゴイチ)の引渡式が行われました。このデゴイチは、はるばる北海道から運ばれたもので、翌年には、その客車を利用した図書館「でごいち文庫」も公園内に開設されました。
ボランティアで清掃活動を
SL保存会や鉄道OB会では、ボランティアでデゴイチの清掃や部品への油差しなどを行っています。長い間、日本経済を支える大動脈として走り続けたデゴイチの勇姿を、近くで眺めることができてうれしいですね。作業をしていると、鉄道の仕事をしていたころの思い出がよみがえります。これからもずっと富士市の財産として大切にし、子どもたちに愛され続ける存在であってほしいですね。
入山瀬公園SL保存会会長・下村 博俟(ひろし)さん(右・久沢)
日本鉄道OB会富士支部長・井出 利巳(としみ)さん(左・伝法)
- 写真あり -
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( 写真説明 ) 昨年末、車体の化粧直しをしてきれいになったD51(デゴイチ)。