猫は、従来からつないで飼う習慣がありません。そのため、飼い主が気づかなくても、よその家の庭や畑を荒らしたり、ふんをしたりして迷惑をかけていることが多く、苦情の対象になっています。
室内飼いをすることで、無用な繁殖を避けることもできます。猫は、室内で飼いましょう。
猫を室内で飼うために…
●運動
猫は、もともと待ち伏せをして獲物をとる動物であり、歩き回る習性はありません。高いところに登ったりおりたりすることで、運動不足やストレスを解消しますので、階段やたんすの上、棚など、空間を利用できる場所を用意しましょう。段ボール箱を2段、3段に重ねた簡単なものでも構いません。また、引き綱にならして散歩をするのもよいでしょう。
●遊び
狩りをする習性を生かした遊びを取り入れると、猫のストレス発散になります。
◎ボール(丸めた紙やアルミホイル、小さいボールなど)を投げたり転がしたりして遊ぶ
◎猫じゃらし、ひもなどを目の前で動かすと、それを追いかけて遊ぶ
◎布の下で物を動かしたり、すき間のある箱などに物を入れたりすると、それをとろうとして遊ぶ
◎段ボール箱や袋などに入りたがる傾向があるので、箱などに入ったら指で箱をちょっとたたくなど、刺激を与えると遊び始める
※手を使った遊びをすると、かみ癖がつくこともあるので注意しましょう。
●トイレ
猫が落ちつける場所に、1匹につき一つ以上のトイレを用意しましょう。トイレ砂も、猫が気に入るタイプを使えば失敗はしません。掃除も小まめに行いましょう。
猫のふんなどでお困りの人へ
猫は、次のようなものが苦手です。猫の苦手なものを使って、近寄りにくくしてみましょう。
●臭い所がイヤ!
塩素系漂白剤、たばこのにおい、酸っぱいにおいが苦手です。
●歩きにくくてイヤ!
ぬれているところ、粘着テープなどでベタベタしているところ、人工芝などのとげとげしているところが苦手です。
●トイレができない!
割りばしがいっぱい刺さっているプランター、とがった砂利の敷いてあるところ、目の粗いネットが敷かれているところではトイレはしません。
※人間に個人差があるように、すべての猫に効果があるとは限りません。
犬とねこの飼い方教室
動物保護協会富士地区支部(事務局:環境衛生課)では、犬や猫を正しく飼うための飼い方教室を開催しています。この教室では、犬と猫の本能・性質、健康管理、関係法律や飼育する上で困っていることの相談のほか、基本的なルールやマナーの習得を行っています。
開催日については、その都度「広報ふじ(暮らしのたより)」でお知らせします。
犬・猫の飼い方などに関する問い合わせは…
富士市役所環境衛生課 電話 55-2768
富士保健所衛生課 電話 65-2154