市民文化の拠点として
富士市民センターは、昭和41年4月に「富士文化センター」として開館。以来、市民文化の拠点として、音楽会や展示会、会議など幅広く活用されてきました。
平成6年4月、名称を現在の「富士市民センター」と改め、生活文化の拠点として、多くの市民に利用され、親しまれてきました。
開館から平成15年3月末までに行われた催しは約8万1,000件。約660万人が、富士市民センターを利用しました。また、平成6年までは富士市民センター内に結婚式場があり、約3,400組が利用しました。
老朽化のため閉館
富士市民センターは、建設から37年が経過しました。これまで、老朽化が進む中、皆さんが利用できるよう、改修工事を行ってきました。
昨年度、耐震診断を行ったところ、多額な工事費をかける耐震補強が必要であるという結果が出ました。この結果などを踏まえて、利用者の安全性を考え、ことし3月31日に閉館することになりました。
閉館後の跡地利用については、今後検討していきます。
※現在、富士市民センター内にある(財)富士市施設利用振興公社総務課事務所は、ことし4月からラ・ホール富士に移転します。
富士駅北地区まちづくり推進会議
坂本 實(みのる)さん(元町)
- 写真あり -
富士市民センターとともに
私は昭和43年に富士文化センターで挙式・披露宴を行いました。閉館すると聞き、昨年の結婚記念日に、家族そろって当時撮影した同じ場所で写真を撮りました。
今でも旧名称の「文化センター」と呼んでしまい、思い出深く、親しみのある場所です。それは私だけでなく、地域の人たちも同じだと思います。市民センターで文化祭やかじま祭りなど地域の行事を行ってきました。地域に溶け込んだ存在でしたね。
富士演劇研究会 会長
杉沢 瑞樹(みずき)さん(中野)
- 写真あり -
古い友達のような存在
富士演劇研究会は、昭和41年3月の富士文化センターの落成記念公演をきっかけに結成されました。私は、昭和59年の初舞台以来、ほぼ毎年2回、ここの舞台を踏んできました。
富士市民センターの閉館は、いつも当たり前のようにいた友達が、いなくなってしまうようで寂しいですね。でも、古い友達を思うかのように、これからも私たちの心に残っていくと思います。
思い出のアルバム
- 写真あり -
( 写真説明 ) 昭和41年3月 落成記念行事
( 写真説明 ) 昭和41年4月 第1号結婚式
( 写真説明 ) 昭和41年5月 山下清さん(画家)来館
( 写真説明 ) 昭和53年4月 富士東高校第1回入学式
( 写真説明 ) 昭和61年1月 成人式
( 写真説明 ) 平成9年10月 かじま祭り
( 写真説明 ) 平成11年8月 フェスタ・ラティーナ
( 写真説明 ) 平成15年5月 第9回舞台裏方講習会
●富士市民センター閉館記念事業
−VIVA(ビバ)!!−
富士市民センターを利用し活動してきた団体や地域の人々の協力のもと、閉館記念事業を下記の日程で行います。
展示
富士市民センター会議室、展示室、和室
- 図表あり -
舞台
富士市民センターホール
- 図表あり -
まちづくりイベント
富士町シャープ振興会、富士本町商店街、富士市民センター駐車場
- 図表あり -
グランドフィナーレコンサート
※入場には入場整理券(1,000円)が必要です
とき 3月21日(日曜日)13時30開場 14時開演
内容 「青島広志と11ぴきのネコ」
出演 青島広志さん(作曲家)・富士市少年少女合唱団
問い合わせ 富士市民センター 電話 61-6262