「富士市地球温暖化防止対策実行計画」と「富士市グリーン購入基本方針」の取り組み結果
市では、市の施設を対象とした「富士市地球温暖化防止対策実行計画」と「富士市グリーン購入基本方針」に基づき、職員一人一人が事業者・消費者としての自覚を持ち、地球温暖化防止と、環境に優しい物品購入を推進しています。
今回は、平成14年度の結果を報告します。
富士市地球温暖化防止対策実行計画
◆計画の実施期間と削減目標値
地球温暖化を進める温室効果ガスとは、二酸化炭素やメタンガスなどの6種類の物質です。
平成12年度(基準年)に、市役所の事務・事業に伴って排出された温室効果ガスは、約67,000トンでした。これを基準値として、平成17年度(目標年)までに全体の2パーセント(約1,300トン)の削減を目指します
- 図表あり -
●市役所独自で取り組める排出量
温室効果ガス排出量削減に向け、昼休み時間の消灯・省エネルギー機器への更新、アイドリングストップ(車の駐・停車時のエンジンのストップ)・公用車利用の自粛など、電気や燃料の使用量削減に取り組んでいます。
平成14年度は、市庁舎の空調が電気から天然ガスに変わり、天然ガス使用量が増加したことなどから1.9パーセント増加しました。
●下水処理の伴う排出量
下水道の普及に伴い、下水処理場への流入量が増加するため、平成17年度には38パーセント増加する見通しです。
平成14年度は8.6パーセント増加しました。
●一般廃棄物焼却に伴う排出量
平成16年度までは増加する見通しです。平成14年度は、一般廃棄物の全体焼却量は減少しましたが、廃プラスチック類がふえたため、8.6パーセント増加しました。平成17年度以降には、プラスチック類と紙類の固形燃料化を民間委託し、焼却量を削減していきます。今後、ごみの減量化や再資源化など、皆さんの協力が必要です。
- 図表あり -
富士市グリーン購入基本方針
◆グリーン購入とは…
市が購入するすべての物品については、環境負荷の低い物品(エコマークなどのついている商品、再生紙を使用した商品など)の購入に努めます。また、物品を購入するときには、必要性と適正量を十分検討して、購入総量を抑制します。
◆平成14年度グリーン購入結果
平成14年度は、グリーン購入の対象品目として、83品目を定めました。
平成14年度のグリーン購入率が高かったものは、コピー用紙、シャープペン、OA機器などです。また、公用車については天然ガス自動車15台、ハイブリッド自動車(電気とガソリンの併用車)1台の導入しました。
一方、低かったものは、制服・作業服、作業用手袋などです。これは業務の特殊性のため、グリーン購入対象商品がなかったことによります。
市では、「できることから少しでも」という意識を持ち、目標達成に向け努力していきます。
皆さんも、職場や家庭での生活を見直し、身近なできることから省エネルギーに取り組んで行きましょう!
問い合わせ 環境政策課 電話 55-2901
ホームページ http://fujishi.jp/seikat-b/k_seisaku/