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国際バイオリンコンクールで3位に入賞した、富士市出身のバイオリン奏者
中村真紀子さん
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　富士市出身のバイオリン奏者の中村真紀子さんが、ことし5月にイタリアのフェルモで行われた第10回アンドレア・ポスタッキーニ国際バイオリンコンクールで見事第3位に入賞しました。
　中村さんは、広見小、岳陽中学校を卒業後、東京芸術大学付属音楽高校を経て、同大学音楽学部器楽科へ進学。卒業後、ウィーン国立音楽大学に留学し、この10月で4年目に入ります。これまでに全日本学生音楽コンクールで入賞するなど、数々のコンクールで優秀な成績をおさめてきましたが、国際大会での入賞は今回が初めてになります。
　留学先の教授に勧められ参加した今回のコンクールでは、「心地よく好きな曲の1つ」というメンデルスゾーンの協奏曲を演奏。中村さんは、「2次予選では集中できず、演奏後は落ち込みましたが、本選にはその分集中力を高めて臨みました。本選は納得のいく演奏ができ、満足感でいっぱいでした。奏者も審査員も国際色豊かな中で、自分の演奏を評価してもらえたことがうれしく、励みになります」と振り返ります。
　音楽の都・ウィーンでの暮らしは、「音楽的な刺激に満ちている一方で、静かで落ち着いた街です。そのためバランスのとれた充実した時間を過ごしています」と話し、今後の目標は、「聞いてくれる人が『温かくリラックスできる』と感じてもらえるような演奏ができる音楽家に」と明るいまなざしで語ってくれました。
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( 写真説明 ) 9月初めに一時帰国し、ロゼシアターで開かれた受賞記念コンサートで、すばらしい演奏を披露してくれました

「わたしの主張2003」静岡県大会で、高橋由美香さん（岩松中1年）が県知事賞に

　8月20日に掛川市で開催された「わたしの主張2003」静岡県大会（県教育委員会など主催）。中学生が学校や家庭など日常生活の中での思いを発表するこの大会で、岩松中学校1年生の高橋由美香さん（松岡）が最優秀賞の県知事賞を見事受賞しました。県全体では1万9,804人もの応募があり、東部、中部、西部地区大会で優秀賞を受けた12人が県大会に出場。この中では唯一の1年生の高橋さんは7番目に登壇し、「幸せ」という題で発表を行いました。
　高橋さんは、幼くして両親を亡くしながらも、祖父母など支えてくれる人たちの愛情に包まれて育った境遇や感謝の気持ちを率直に表現。その上で、「幸せ、不幸せは、人の心のあり方で違ってくる」、「私の命を精いっぱい生き、今の自分の幸せを、これからの皆への幸せに少しでも役立てられる生き方をしたい」と、「幸せ」に対する自分の気持ちを伝え、観客からひときわ大きな拍手が寄せられました。
　高橋さんは、「先生に勧められて参加を決心したものの、初めは自分を見つめて書くことや発表することにためらいがありました。でも、書くことで自分を振り返り、新しい発見をするうちに、前向きに心が変化していき、次第に練習にも熱が入りました。参加を通じて得られた多くの人との出会いは、私の一生の宝物。受賞して、伝えたかったことをわかってもらえたことがとてもうれしかったです。夏休みも練習につき合ってくれた友達や先輩、先生に感謝しています」と話してくれました。
　高橋さんの発表は今後、関東甲信越静ブロックのテープ審査へ。同ブロックでは3人が11月の全国大会への出場権を手にします。
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( 写真説明 ) 見事、最優秀賞の県知事賞に輝いた高橋由美香さん