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【広報ふじ平成15年】まちかどネットワーク

ひと

高齢社会を考える情報誌「うらら」の編集長を務める
園部 宜子(そのべ のりこ)さん(錦町1)
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 楽しく、自分らしく、年を重ねていくための元気情報誌として3か月に1度発行されている「うらら」。平成11年6月の創刊後、4月に発行された最新号で17号になりました。その編集長を務める園部さんは、コピーライターという本業の傍らで、「うららかな高齢社会を…」との願いを込めた紙面を届けてくれています。
 園部さんはこのほかにも、動き始めたコミュニティ・シンクタンクふじのメンバーなどとしても活躍中。富士市のまちづくりに熱い視線を送り、情熱を傾けています。  
 「発行当初は、介護保険など高齢者に関するいろいろな情報を伝える紙面づくりを心がけていました。でも、取材を通じて、皆さんが求めているのは仲間や話し相手だと思うようになりました。今『うらら』が目指すのはそのような存在になることです。日常のことをおしゃべりするように気軽にお便りを寄せていただいて、それを軸に紙面づくりができるといいなと思っています。また発行が続けられているのは、賛助会員の皆さんの協力があるからです。採算を合わせるのは大変ですが、多くの皆さんへ元気を届け続けられるように『うらら』も長生きさせたいと思います。
取材活動を通じた人との出会いは何にもかえがたい私の財産です。生き生きと活動している皆さんの話を伺い、高齢者の経験や知恵がもっともっと生かされる社会になってほしいと思います。私自身は、生き方の勉強をさせてもらっている感じですね」と園部さんは温かな笑顔を浮かべながら話してくれました。
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( 写真説明 ) うららの発行部数は5,000部。公民館や図書館などの公共施設でも出会えます(無料)

ズームアップふじ

初夏を告げる若松町2丁目のキリの大木
 広見本町の北に位置する若松町2丁目・旭ケ丘入口の茶畑に、1本のキリの大木がたたずんでいます。周辺のシンボルとも言えるようなこの木は、お茶の新芽が鮮やかに輝く4月下旬から5月初旬にかけて、フジと同じような淡い紫色の美しい花を咲かせ、道行く人の目を楽しませてくれています。
 たんすや掛け軸などの収納箱の材料としてなじみ深いキリは、成長が大変早く、10数年で家具材として使えるようになるほどです。また、夏の季語としても使われるほか、花や葉は紋章・紋所の図柄になるなど古くから親しまれてきました。
茶畑のそばに住む渡邉辰雄さん(74歳・大淵)は、「このキリは、茶畑を持つ私の兄が40年ほど前に植えたもので、昔は製材業者が切りに来ることもありました。今の木は、15、6年前に切ったところから出た芽がここまで大きくなったものです。この時期、近所の皆さんも身近に花見ができると喜んでくれます。おととしは、『何でこんなに咲くのか』と思うほど枝が折れそうなくらいたくさんの花を咲かせました。でも大分弱ってきているのか、枝の1部は枯れ、昨年はそれほどの花を咲かせませんでした。昔、キリはどこの家でも植えられていましたが、このごろではあまり見かけなくなりましたね」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 高さは約20メートル、幹の直径は1メートルを超えるキリの大木
( 写真説明 ) キリについてお話を伺った渡邉 辰雄さん(大淵)
添付ファイル
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