平成15年度の当初予算案が、3月24日の市議会2月定例会本会議において可決されました。市の予算には、一般会計と特別会計、企業会計があります。
一般会計とは、市税収入を主な財源として、道路、福祉、教育などの行政の基本的な事業に使う会計のことです。
特別会計と企業会計は、一般会計と切り離し、特定の事業ごとに分けて経理をしており、富士市には、19の特別会計と2つの企業会計(水道事業・病院事業)があります。
一般会計 671億 円
特別会計 483億5,652万円
企業会計 172億4,565万円
合計 1,327億 217万円
一般会計予算額は671億円
◆歳入
○財源の61.4%は皆さんから納めていただく市税です
歳入は、市が独自に収納できる市税(市民税や固定資産税)などの自主財源と、国や県から補助・交付される国・県支出金や市債などの依存財源から構成されています。
平成15年度の一般会計予算の歳入に占める自主財源の割合は74.1%です。しかし、景気の低迷に伴う個人・法人市民税の減収、固定資産の評価替えに伴う固定資産税の減収が見込まれます。こうした市民や企業の皆さんから納めていただく市税が全体の61.4%と昨年に比べ1.5%減少し、一段と厳しさを増しています。
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( 図表説明 ) 富士市の歳入(表)
財源別歳入 671億円
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( 図表説明 ) 富士市の財源別歳入(円グラフ)
◆歳出
○民生費の割合が3年連続でトップに
平成15年度も、第4次富士市総合計画に沿って、その掲げる諸事業の計画的な実施に向けて予算を定めました。歳出を目的別に見ると、民生費が22.0%を占め、3年連続してトップの割合となり、続いて土木費19.5%、教育費12.7%、公債費11.9%の順になっています。
民生費は少子高齢社会に向けたさまざまな福祉施策に充てられます。主な事業としては、ふじやま・くすの木学園建設事業や放課後児童クラブの整備・拡充などがあります。そのほかの主な事業としては、小中学校校舎等耐震化事業、岩本山団地建設事業、国民体育大会開催事業などがあります。また、行財政改革の推進により、人件費など経費の削減に努めました。
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( 図表説明 ) 富士市の歳出(表)
目的別歳出 671億円
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( 図表説明 ) 富士市の目的別歳出(円グラフ)
市民1人当たりに使うお金 27万6,698円
*平成15年3月1日の人口24万2,503人で算出
◆特別会計
予算額 483億5,652万円
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( 図表説明 ) 財産管理特別会計(内山、旧吉原、旧島田、旧今泉、旧今泉・一色・神戸・今宮、旧元吉原、旧須津、旧吉永、旧原田)を省略してあります。
◆企業会計
○病院事業の予算額 129億1,004万円
市立中央病院は、基幹病院としての役割を踏まえ、医療機器の整備などを積極的に行い、病院機能の充実を図ります。
○水道事業の予算額 43億3,561万円
上水道の安定供給を図るため、水道施設の維持管理、老朽管の布設替えを行います。