宮島新田観音太鼓(みやじましんでんかんのんたいこ)
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( 図表説明 ) 地図
観音尊祭典 6月7日(土曜日)
「宮島新田観音太鼓」は、平成3年、地区の有志が集まり、青少年の健全育成と新興住宅地の連帯感を育てることを目的に産声を上げました。
区内に古くから伝わる話で、馬のように天を駆けめぐり、悪魔をやっつけるという馬頭観音(別名ぴったり観音)を守護神とし、会の名前はそこから名づけられました。
現在、会員は大人が19人、子どもは小学生から高校生までが21人います。平成12年から大人の部に女性が加わり、会の幅が広がりました。だれかに強制されるのではなく、太鼓をたたきたいと思う区内の人たちが集まっています。
演奏する曲は、会員による手づくりです。曲の創作だけでなく、地区の協力を得ながら、運営も会員の手により行われています。
主な活動は、観音尊祭典、田子浦みなと祭り、富士まつりなどです。そのほか、区内の行事への積極的な参加や地域の福祉施設への慰問活動など、地区に密着した活動が行われています。
宮島新田区会長 森下 正司(まさし)さん(宮島)
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この会は、平成12年に創立10周年を迎えました。
創立当初、太鼓がそろわず、タイヤや竹、ペーパードラムをたたいて練習していました。今では、大中小合わせて17台の太鼓があります。
現在、練習日は毎週水曜です。子どもの部と大人の部に分かれ、地区の公会堂でそれぞれ1時間程度行っています。
公会堂が住宅地の中にあるため、毛布を太鼓の下に置くなどして、練習の音が迷惑にならないよう工夫しています。しかし、そうすると太鼓の音や感触が実際とは違ってくるため、練習に差しさわりが出てくることもあり、今の悩みの種になっています。
しかし、会員からは「太鼓をたたいていると楽しい」という声を聞きます。これからも区民に親しまれる太鼓として頑張っていきたいですね。
今回で「富士の民俗芸能」は終了します。次回からは、広報広聴課が撮影した写真を皆さんに紹介する「富士市写真館」が始まります。お楽しみに。