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【広報ふじ平成14年】富士の民俗芸能 第17回

柏原殻臼挽唄(かしわばらからうすひきうた)
 保存会の始まりは昭和六十年。地域の老人会の人たちが、もともとあった殻臼挽唄を、柏原のうたとして手直ししたことがきっかけでした。初めは、うたしかありませんでしたが、平成4年から演じ手や語り手なども加わり、手作業の大変さや農業の楽しさも伝えています。
 現在は機械化された米づくりも、「米」という漢字があらわすように、88の手間がかかり、昔はすべてが手作業で楽ではありませんでした。
 殻うすひきは、農作業のもみすり作業の一こまで、うすを手で回し、もみ殻と玄米に分ける作業です。
 農作業の合間を演じる様子には、素朴な会話の中にも温かい味があり、昔を忍ぶよい機会にもなっています。温かさは、うたやせりふだけでなく、手づくりの衣装や小道具、セットにもうかがえます。
 現在の会員は、小学校2年生から80歳代までの26人。5、6年前から小中学生が参加するようになり、うたい手として登場します。演じ手は70歳代、80歳代。実際に農作業をしてきた人たちなので、手つきや腰つきなど、とても上手に演じています。
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柏原殻臼挽唄保存会会長 高木孝悦(たかよし)さん(沼田新田)
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 役員や会員はほぼ柏原2丁目の人たちで構成され、町内挙げてこの活動に取り組んでいます。昨年は、ふるさと芸能祭に出演しました。子どもからお年寄りまで参加しているので、和気あいあいとした雰囲気で活動しています。
 今の悩みは、演じ手の高齢化です。農作業を経験してきた人たちの演技は、経験のない人と比べものにならず、次を担う人がなかなか出てきません。演じ手をふやすために、また地域で継承していくために、将来は柏原2丁目にとどまることなく、柏原地区全体に広げて活動していきたいと考えています。
 私たちは、農作業する古きよきものの姿を残したいと、この会を引き継いできました。これからは、いろいろな場で、柏原穀臼挽唄を伝えていきたいと思っています。
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