路線バスの活性化を
ことしの4月1日〜10月15日の間に330件の「市長への手紙」をいただきました。今回は、寄せられた声の中から、何通かに共通していた話題「路線バス」について紹介します。
【「市長への手紙」から】
☆昨年の4月に富士市に転入してきました。バスの便が少ないことに驚きました。バスをもっと充実させてほしい。(30代女性)
☆バスを利用することで、排気ガスが削減できたり、交通渋滞が解消されたりすると思います。バスの有効活用を。(20代男性)
【市長からの回答】
ご意見をいただきありがとうございました。
自家用自動車の増加などにより、路線バスの利用客数は年々減少しています。静岡県では、昭和43年度をピークに減少に転じ、現在ではピーク時の3割程度にまで落ち込みました。
このような状況は、富士市でも例外ではありません。富士駅−新富士駅間を例に挙げると、昭和63年には1日83〜105本が運行していました。しかし、利用客の減少に伴い、本数を減らさざるを得なくなり、現在は1日17〜26本となりました。そして、路線バス事業者は、多くの赤字路線を抱えています。
市では、路線バスを重要な公共交通機関であると考え、利用促進のPRや循環バス「ひまわり」の運行支援など路線バスの活性化に取り組んでいます。
しかし、路線バスを充実させるために最も大切なことは、皆さんが積極的にバスを利用し、事業者が事業拡大を行える環境をつくることです。
今後も、皆さんの意見を聞いたり、バス事業者へ働きかけたりするなど、よりよく路線バスを利用できるよう取り組んでいきたいと考えています。
※現在、事業者が市に運行支援を求めている赤字のバス路線があります。この申し出について、皆さんの声を聞くため、市民説明会を開催します。詳しくは12ページをごらんください。
問い合わせ 企画課 電話55-2718