近年、猫に関する苦情が非常に多くなっています。猫は犬と違ってつないで飼う習慣がないため、他人の土地にふんをしたり、荒らしたりして飼い主が気がつかないうちに苦情の原因となっています。このため、県と市でも屋内飼いを推進しています。
他人に迷惑をかけないよう、猫は屋内で飼うようにしましよう。
放し飼いによる繁殖によって、市内でも野良猫が増加し、保健所で引き取るケースが増えています。
また、猫は夜行性動物なので、行動が夜間に活発になります。そのため突然車の前に飛び出したり、車のライトに目がくらんだりして交通事故に遭うことも数多くあります。市内における交通事故と思われる動物死体の収容数も、91%が猫となっています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 県下の猫の引き取り数
( 図表説明 ) 交通事故などによる市内の動物死体収容数
●猫を屋内で飼うには
猫はえさが十分に得られ、上下運動さえできれば特に広い生活空間は必要ありません。猫の習性に配慮してあげれば比較的狭い縄張りでも満足します。次の点に注意して始めてみましょう。
●避妊・去勢手術をする
雌猫は、発情期の異常な鳴き声がなくなります。雄猫は性質がおとなしくなります。
●トイレのしつけをする
部屋の中など静かな落ち着ける場所にトイレをつくりましよう。
●立体的な運動ができるようにする
段ボール箱や本などを利用し、立体的な遊び場所をつくりましょう。
●猫とのコミュニケーションをふやす
時々話しかけたり、遊んだりして愛情深く接しましよう。
猫や猫を飼っている人が、気持ちよく生活できるよう、これらを実践しましょう。
問い合わせ
環境衛生課 電話 55-2768
富士保健所衛生課 電話 65-2154