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【広報ふじ平成14年】富士の民俗芸能 第13回

若鳶会(わかとびかい)
 木遣(や)り・まとい・はしご乗りはとび職人が受け継いできた技です。「木遣り」は労働現場で合図やかけ声となり仲間同士をつないできました。「まとい」は武具であり、軍旗に匹敵するものです。「はしご乗り」はとび職人の準備運動として行われたのが由来です。
 『若鳶会』は、ことしで30周年を迎える富士地区鳶工業連合会の青年部として昭和57年に誕生しました。現在、20代半ば〜40代後半の合わせて16人の会員がいます。会員は、とび職だけではなく、土木・建設業に携わるいろいろな人がいます。
 演じるとき、始めに木遣りで幕を開けます。そして、高さ7メートル52センチのはしごに乗り、大小さまざまなまといを振り、最後に木遣りで締めくくります。得手不得手はあるものの、会員はすべてできるように、実演する1か月前くらいから練習を始めます。
 主な活動は、お正月に三日市浅間神社、米之宮神社で行う初出のほか、甲子(きのえね)祭や富士まつり、ふるさと芸能祭、吉原祗園祭での披露などです。


富士地区鳶工業連合会若鳶会会長 山崎 雅浩さん(鮫島)
- 写真あり -
 若鳶会に昭和60年から入っています。当時、先輩から学んだ心意気を若い人たちに伝えていきたいと思っています。新しいからいいと思うのではなく、古くてもいいものはいいと感じてほしいですね。
 建設業は上下関係があり敬遠されがちで、新しい人の育成に苦労しています。確かに厳しさもありますが、それだけではありません。若い人たちを弟のようにかわいく思い、接しています。
 この会は、ほかにも地域の活動や資格を取得する支援も行っています。まず現場仕事があって、この活動が成り立っていると考えています。ふだんの経験が、はしご乗りなどに結びついているように思います。
 元気のよさは静岡県で一番だと感じています。伝統の技と心意気を伝承したいですね。
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- 図表あり -
( 図表説明 ) 富士まつり 7月28日(日曜日)
( 図表説明 ) 木遣りまとい道中・はしご乗り14時50分〜15時30分
添付ファイル
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