今回は、中途失聴、難聴など聴覚障害者の要約筆記をしているボランティアグループ「OHPふじ」について紹介します。
OHPふじ
OHPふじは平成4年に発足。社会福祉協議会主催の要約筆記ボランティア養成講座修了生など、現在約25人の会員で活動しています。要約筆記とは、話し手の言葉をその場で文字に書きあらわして伝える方法。聴覚障害者で手話ができない人にとって、日常生活で要約筆記は欠かせない情報収集手段となっています。
聴覚障害者からの通訳要請にこたえるため、月3回の定例会では、グループ名の通り、OHPを使って要約筆記の習得に励んでいます。
代表の上松鎮子（じょうまつしずこ）さん（中野）は、「話す速さと書く速さには差がある上に、話の内容を聞きながら正しく要約して書く作業はとても難しいことです。でも、コミュニケーションの仲立ちをする役割を持つので、利用者の皆さんと心のつながりを得られることが喜びであり、やりがいを感じます。
今年度からは、市の『要約筆記奉仕員派遣』も始まります。一人でも多くの聴覚障害者に利用していただきたいと思います。また、来年は国体の後に全国障害者スポーツ大会が開催されるので、それに向けて協力の準備を進めています。パソコンを使っての要約筆記にも挑戦していきたいですね」と話してくれました。
問い合わせ ボランティアセンター 電話 64-7100
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( 写真説明 ) OHP（オーバーヘッド・プロジェクター）を使って行う定例会
( 写真説明 ) 交流会で参加者と一緒に
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