毎年2月になると、県立吉原高校に、春の訪れを告げる早咲きの桜が咲きます。この話題をまちかどネットワーカーの馬場眞由美さんにレポートしていただきました。
立春を過ぎたとはいうものの、まだ風がほおに冷たい2月中旬、今泉の県立吉原高校では、桜の花が早くも満開となりました。
この桜は、正門から南北に続いて植えられている緋寒桜。冬空いっぱいに濃いピンク色の花を広げ、その枝には、春を待ちわびていたメジロやヒヨドリなどの小鳥が飛び交っていました。
この桜が咲くと、「朝夕、正門を通るのが楽しみです」(吉原高校2年・小林愛実(めぐみ)さん)、「学校が華やかになり、気分もうきうきとしてきます」(同2年・山田鮎美さん)、「もうすぐ新しい学年になるので、頑張ろうと思います」(同2年・稲葉将利さん)と、一足早い桜の花に、生徒の皆さんは、それぞれに「春」の訪れを感じているようでした。
この桜の花が見られるのは、例年2月いっぱいまで。そして、4月初めの入学式には、この緋寒桜にかわって、ソメイヨシノが淡いピンク色の花を咲かせ、在校生や教職員とともに新入生を歓迎します。
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( 写真説明 ) 正門から続く緋寒桜の並木
馬場 眞由美さん(大淵)
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24年前、富士市に来て初めて目にした桜がこの吉原高校の桜です。私の故郷は北海道でしたので、富士市ってとても暖かいところなんだと感じたことを思い出しました。
桜の花のもとで輝いている高校生の皆さんの姿が印象的でした。皆さんが希望に胸を膨らませる暖かな春が早く訪れてほしいですね。