教育の振興と芸術文化の向上に寄与する市民などの活動を奨励するために贈られる「富士市教育文化奨励賞」。ことしの受賞者は、4人、1団体の皆さんです。11月3日の文化の日に、ロゼシアターで表彰式を行います。
文化活動 斉藤 金洋(さいとう こんよう)さん(比奈)
昭和58年生まれ。本年5月、第55回小倉百首かるた忌慶讃(きけいさん)全国競技大会において、現役高校生として史上初のA級優勝という快挙を果たしました。また、8月には第25回全国高等学校総合文化祭小倉百人一首かるた部門において、静岡県代表チーム主将として団体優勝に貢献されました。
民謡 嶺脇 武紀(みねわき たけのり)さん(富士見台6丁目)
昭和23年生まれ。昭和42年より民謡鈴木流家元鈴木峰謡に三味線を師事し、現在、榮太郎(えいたろう)会を主宰し80余人の指導に当たっています。病院をはじめ敬老会などへの慰問演奏会を定期的に行うほか、高齢者学級の講師を勤めるなど、積極的に社会貢献をされています。
音楽 茅原 初子(かやはら はつこ)さん(川成島)
昭和21年生まれ。昭和59年、クラシック音楽の普及、市民福祉への協力、国際文化交流の推進を活動の三本柱とする「富士ミューズフルートアンサンブル」を組織し、代表に。以来、定期演奏会や福祉施設への訪問演奏などを毎年行い、地域に根ざした活動を行っています。
音楽 萩原 明美(はぎわら あけみ)さん(今泉3丁目)
昭和35年生まれ。国立(くにたち)音楽大学卒業後、常葉学園橘高等学校の音楽科講師として、後進の指導に当たっています。富士市内外における多数のコンサートへ出演しているほか、富士市民大学講師や小・中・高等学校の音楽鑑賞教室の講師として活躍するなど、地域文化の向上にも貢献されています。
音楽 富士フィルハーモニー管弦楽団
昭和60年、地域の音楽文化の発展と、多くの市民にクラシックの名曲に親しんでもらうことを目的に、市民の自主運営によるオーケストラとして設立。以来、21回に及ぶ定期演奏会では、一流の指揮者、ゲスト演奏家を招き、ロゼシアターを拠点とした富士市の音楽文化の発展に貢献されています。