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【広報ふじ平成13年】みんなで育てよう 介護保険

 昨年の4月から介護保険制度がスタートし、1年がたちました。
 今回は、これまでの介護保険の要介護認定状況、サービスの利用状況と、10月からの保険料の変更についてお知らせします。

みんなで支え合う制度です
 介護保険は、介護する人、介護される人が抱えている不安や負担を、社会全体で支え合うための制度です。
 これからますます高齢化が進む中、一人でも多くの人が安心して暮らせるよう、行政と市民、サービス提供機関などが一体となり、新しい制度を大きく育てていきましょう。

利用の状況
 要介護の認定やサービスの利用など、介護保険の利用者は徐々にふえています。介護予防や、家族などの介護者の負担を減らすためにも、この制度を上手に活用してください。


10月から65歳以上の人の介護保険料が変わります
10月からは全額納付になります
 保険料は、万が一介護が必要となったときのため、またみんなで介護を支えるために、40歳以上の国民全員が納めることになっています。
 これまで、65歳以上の人については、介護保険制度について理解していただきながら、保険料を段階的に負担していただけるよう、保険料の軽減が行われていました。
 10月からは、本来の保険料(全額)を納付していただくことになります。また、負担が重くならないよう、保険料の額は所得によって5段階に分かれています(表2)。

保険料の納め方
 65歳以上の人の保険料の納め方は、年金からの天引き(特別徴収)と、市への個別納付(普通徴収)があります。どちらの納め方になるのかは、受け取っている年金の額や種類によって決まります。
- 図表あり -

保険料の納め忘れに注意!
 保険料を滞納している人がサービスを利用する場合は、原則として次のような措置がとられます。

1年以上滞納すると…
 サービス費用の全額を一たん自己負担することになります。申請後、費用の9割の保険給付が行われます。

1年6か月以上滞納すると…
 サービス費用の全額を一たん自己負担することになります。申請後も、保険給付の一部または全部が差しとめになったり、滞納していた保険料と相殺されたりします。

2年以上滞納すると…
 サービスを利用するとき、利用者負担額が1割から3割に引き上げられるなどの措置があります。

 災害などの特別な事情で保険料が納められなくなったときには、徴収の猶予や減額、免除される場合もあります。介護保険課の窓口までご相談ください。

●介護保険出張講座を行っています
 皆さんに、介護保険について理解を深めていただくため、介護保険出張講座を行っています。10人以上のグループで、介護保険課までお申し込みください(ご希望の内容、日時、場所などについては打ち合わせをさせていただきます)。

●介護の悩みは一人で抱えこまないで
 介護をする中での悩みは、介護者の心身疲労や家族間のあつれき、サービス提供者とのトラブルなど、多岐にわたります。
 そんなときは一人で悩まずに、介護保険課窓口や民生児童委員、在宅介護支援センター、居宅介護支援事業所へ相談しましょう。

★在宅介護支援センターや居宅介護支援事業所、その他の詳しいことについては、4月に全戸配布をしたパンフレット「ふじしの介護保険」をごらんください。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 要介護認定状況
( 図表説明 ) 表1 介護保険主要サービス利用状況
( 図表説明 ) ※利用状況は、国民健康保険団体連合会資料によります。
( 図表説明 ) 表2 平成13、14年度の年間保険料
( 図表説明 ) ※保険料の段階を算定する期日は4月1日です。

介護サービス利用者の声
デイサービスに行くのが楽しみ
JAオアシス吉永デイサービスセンターを利用 小泉かずえさん(比奈)
 デイサービスは、週に2回利用しています。友達や職員の皆さんとおしゃべりをしたり、一緒に歌を歌ったりするのがとても楽しくて、いつも時間がたつのを忘れてしまいます。一日じゅう家の中にいるときよりも、気持ちが発散できてとても元気になれますよ。不思議なことに、体の不調も忘れてしまいます。
 このようなデイサービスの施設があるのは、本当にありがたいですね。
- 写真あり -
( 写真説明 ) ひ孫の村松柚希(ゆずき)ちゃん(右)、中村優里(ゆうり)ちゃん(左)と

介護者にとっても利用しやすい制度に
在宅介護をしている 桑原(くわはら)尚美さん(本市場)
 ケアマネージャーさんや訪問看護婦さんから、在宅介護についていろいろな情報やアドバイスをもらうことができ、とても助かっています。
 介護は決して楽なことではありません。精神面での負担も大きいものです。ショートステイなどのサービスをうまく利用し、ときには自分自身がリフレッシュできる時間を持ちながら介護に取り組んでいます。
 一人一人に合ったサービスが充実し、介護者の負担も軽減されるような制度になってほしいですね。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 祖母の中山光枝さんと

問い合わせ 介護保険課 電話55-2765
添付ファイル
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