車いすで社交ダンスの全国大会に出場
市野玲子さん(松岡)
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車いすダンスは、車いすの障害者と、障害を持たないパートナーとが組んで踊る社交ダンス。本格的な競技だけでなく、娯楽やリハビリのためのダンスなどもあり、若い人たちからお年寄りまで、いろいろな人たちが楽しめます。
市野さんが、車いすダンスに出会ったのは2年前。車いすの友人に誘われたのがきっかけです。昨年からは、日本・車いすダンススポーツ連盟静岡県支部の会員となり、ことし3月3日・4日には、社交ダンスの国内三大大会の一つである「2001年スーパージャパンカップダンス」に、県内の車いす選手としては初めて出場しました。
市野さんは「自分で車いすを動かして踊ることで、ダンスの優雅さを感じることができます。また、風を切って踊る感覚がとても気持ちよくて、楽しいですね。パートナーと手を離して踊る場面では、自分自身で動いて踊っているのだという実感がありますよ。
大会は緊張しましたが、会場では、健常者も障害者も関係なく、皆さんがとても生き生きとした表情で、楽しそうに踊っていました。私はラテン部門で準決勝まで進むことができましたが、一生懸命になれば、障害など関係なく頑張ることができるんだなと思いました。
車いすダンスは、一般的にはまだあまり知られていません。富士市でも、講習会などを開いて車いすダンスのPRや仲間の輪を広げていき、多くの人に知ってもらい、楽しんでもらえたらいいなと思います」と話してくれました。
問い合わせ 市野方 電話62-6310