平成13年度の当初予算案が、3月22日の市議会2月定例会本会議において可決されました。市には、一般会計と特別会計、企業会計の各予算があります。
一般会計とは、市税収入を主な財源として、道路、福祉、教育などの行政の基本的な事業に使う会計のことです。特別会計と企業会計は、一般会計の歳入・歳出と切り離し、特定の事業ごとに分けて経理をしており、富士市には、20特別会計と2企業会計(水道事業・病院事業)があります。
一般会計予算額は689億円
一般会計 689億円
特別会計 471億1,851万円
企業会計 166億9,321万円
合計 1,372億1,172万円
一般会計
歳入
財源の約6割は市民の皆さんから納めていただく市税
歳入は市が独自に収納したり、徴収したりできる市税(市民税や固定資産税)などの自主財源と、国や県から補助交付される国・県支出金や市債などの依存財源から構成されています。
平成13年度の一般会計予算に占める自主財源の割合は75.4%。市民の皆さんに納めていただく市民税や固定資産税などの市税が全体の約6割を占めています。
会計年度内に入ってくるお金
科目別 収入済額
総額 689億円
市税(市民税、固定資産税など) 424億8,770万円
諸収入(貸付金元利収入など) 43億7,944万円
国庫支出金(国からの補助金など) 43億2,346万円
市債(市の借入金) 38億6,720万円
県支出金(県からの補助金など) 25億6,879万円
地方消費税交付金(県から交付される消費税) 23億5,000万円
分担金及び負担金(施設入所者の負担金など) 17億6,786万円
使用料及び手数料(市営住宅使用料など) 16億4,351万円
地方特例交付金(国から特例的に交付されるお金) 13億3,000万円
利子割交付金(県から交付される利子税) 10億円
繰越金(前年度からの繰越金) 10億円
その他 21億8,204万円
財源別歳入
自主財源
市税 61.7%
諸収入 6.4%
分担金及び
負担金ほか 7.3%
依存財源
国庫支出金 6.3%
市債 5.6%
県支出金 3.7%
地方消費税
交付金ほか 9.0%
市民1人あたりの市税負担額 17万6,444円
※平成13年3月1日の人口24万800人で算出
歳出
民生費の割合がトップに
平成13年度は、第四次富士市総合計画の初年度となります。その掲げる諸事業の計画的な実施に向けて予算を定めました。歳出目的別に見ると、民生費が20%を超えて一番高い割合を占め、続いて土木費19.1%、衛生費12.1%、教育費12.1%の順になっています。
平成13年度の主な事業としては、新規事業として、(仮称)富士中央公民館建設事業、ダイオキシン対策としての環境クリーンセンターの灰固形化施設整備事業のほか、継続事業では、(仮称)総合福祉センター建設事業、第二東名自動車道関連事業などがあります。
会計年度内に使うお金
科目別 支出済額
総額 689億円
民生費(社会福祉などに) 139億556万円
土木費(道路や河川などの整備に) 131億4,072万円
衛生費(ごみ処理や病気の予防に) 83億4,174万円
教育費(学校整備や社会教育に) 83億1,489万円
総務費(庁舎管理や文化会館管理などに) 80億7,548万円
公債費(借りたお金を返すために) 80億1,042万円
消防費(消防・水防・防災のために) 29億5,838万円
労働費(働く人のために) 21億8,124万円
商工費(商業や工業の発展のために) 18億5,833万円
農林水産業費(農林業や水産業のために) 14億6,329万円
議会費(議会の運営のために) 5億2,094万円
その他 1億2,901万円
目的別歳出
民生費 20.2%
土木費 19.1%
衛生費 12.1%
教育費 12.1%
総務費 11.7%
公債費 11.6%
消防費ほか 13.2%
市民1人あたりに使うお金 28万6,130円
※平成13年3月1日の人口24万800人で算出
企業会計
病院事業の予算額 125億8,197万円
市立中央病院は、基幹病院としての役割を踏まえ、医療機器の整備などを積極的に行い、病院機能の充実を図ります。
水道事業の予算額 41億1,124万円
上水道の安定供給を図るため、配水池の築造や水源地の整備、水道施設の維持管理を行い、老朽管の布設替えを行います。
特別会計
予算額 471億1,851万円
特別会計区分 予算額
老人保健医療事業 151億1,500万円
国民健康保険事業 146億4,300万円
下水道事業 80億4,000万円
介護保険事業 61億3,200万円
墓園事業 12億4,100万円
公共用地先行取得事業 10億2,933万円
地方卸売市場事業 2億1,900万円
新富士駅南地区土地区画整理事業 1億1,800万円
駐車場事業 8,300万円
富士駅周辺土地区画整理事業清算金 338万円
富士中部土地区画整理事業清算金 20万円
※上の表では、財産管理特別会計(内山、旧吉原、旧島田、旧今泉・一色・神戸・今宮・旧元吉原・旧須津・旧吉永・旧原田)を省略してあります。