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【広報ふじ平成12年】特集 考えよう!ごみ減量化

平成12年度世論調査「これからの富士市のごみ対策 ごみの減量化とリサイクルの推進について」

前号の広報ふじ10月20日号「特集 考えよう ごみ減量化」では、市のごみ処理状況についてお知らせしました。今号でも引き続きこのテーマで、ことし実施された世論調査の結果や減量化への取り組みなどについて紹介します。

データ
対象 市内在住の満20歳以上の男女3,000人
抽出方法 住民基本台帳から等間隔無作為抽出
調査期間 平成12年6月15日〜30日
調査方法 郵送調査
回収数(率) 1,877人(62.6%)
*比率は百分率で表示し、小数点以下第2位を四捨五入していますので、合計が100%にならない場合があります。

世論調査
 市では、市民の皆さんの意見や要望を市政運営の基礎資料とするため、毎年世論調査を実施しています。
 29回目となる今年度は、ごみ問題について皆さんの意見や要望を伺いました。


市民1人当たりの1日のごみ排出量について
Q 市では市民1人当たり1日に約1.1キログラムのごみを出していますが、あなたはそのことを知っていますか。
8割以上の人が「知らない」と回答
 「知っている」は12.9%にとどまり、「知らない」が85.3%と8割を超えています。
 年齢別に見ると、「知らない」との回答は、若年層に多くなっていて、40代以下では9割を超えています。
- 図表あり -


指定袋以外での袋で出された缶・ごみの取り扱いについて
Q 決められた袋以外で出された缶・ごみの取り扱いについて、あなたはどのように考えますか。
ルール違反には厳しい声が
 「指定袋以外で出すことはルール違反で、ルールの徹底を図るため違反ごみは一切回収すべきではない」が53.5%、「収集しないで放置すると近所迷惑になるので、ルール違反でも回収すべきである」が29.5%となっており、回収すべきではないという意見が半数を超えています。
- 図表あり -


ごみの量を減らすためにしている工夫について
Q あなたのお宅では、ごみの量を減らすためにどのような工夫をしていますか。(複数回答)
家族構成でごみ減量化の違いが
 ごみを減らすための工夫は、「新聞紙、段ボールなどの資源ごみは、分別しリサイクルに回している」が67.9%で最も多くなっています。
 家族構成別に見ると、ひとり暮らしでは、「必要のないものは極力買わないように心がけている」が最も多く、夫婦だけの世帯では「生ごみの水切りを徹底させている」、二世代・三世代世帯では「使い捨て容器の商品は避け、詰めかえ可能商品を買うようにしている」がほかの世帯構成よりも多い回答になっています。
- 図表あり -
<調査結果の比較>
 平成8年の調査結果と比較すると、リサイクルに回すという回答が引き続き多くなっており、生ごみの水切りの徹底や詰めかえ可能商品の購入などの新しい選択肢への回答も多くなっています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) *平成8年は選択肢が9、平成12年は選択肢が16。


ごみの減量化やリサイクルの推進に対する市の考え方
Q今後、市ではどのような考え方で「ごみの減量化やリサイクルの推進」をすべきだと思いますか。
多くの人が「市民が協力すべきである」と回答
 ごみの減量化やリサイクルの推進について、「限られた経費でごみの減量化やリサイクルを進めるために、多少不便な面であっても市民が協力すべきである」が51.7%と半数を超えています。
 また性別に見ると、その回答は女性にやや多く、55.6%となっています。
- 図表あり -


粗大ごみの戸別有料回収について
Q使えなくなった大型電化製品や大型家具類などの粗大ごみの戸別有料回収について、あなたはどのように考えますか。
「賛成」と「今までどおり」の意見が分かれました
「粗大ごみの発生は、一つの世帯で年何回もあるものではないので、すぐにでもやるべきである」が34.3%と最も多くなっています。
 一方、「戸別収集を行うと市の負担増加、トラブルの発生も予測されるので今までどおりでよい」は27.1%となっています。
- 図表あり -


一般家庭のごみ処理の有料化について
Q 一般家庭のごみ処理を有料化している市町村があります。ごみ処理の有料化ついてあなたはどう思いますか。
6割を超える人が「反対」と回答
 「有料化すると、ごみの不法投棄がふえるなど弊害が生じるので反対である」が35.5%で最も多く、以下「ごみの減量化やリサイクルの推進に役立つなら有料化もやむを得ない」が14.7%、「これまでも無料だったのだから有料化には反対」が10.3%の順となっています。
 これらの回答をまとめると、一般家庭のごみ処理の有料化に賛成という人は33.1%、反対という人は61.5%となっています。
- 図表あり -


『富士市ごみ処理基本計画』について
Q 「富士市ごみ処理基本計画」の中で、今後市が重点的に進める施策として、あなたはどのようなことが重要だと思いますか。(複数回答)
リサイクルできるものは極力リサイクルする
 「法律や制度に基づきリサイクルできるものは、極力リサイクルして資源化を図る」が61.2%で最も多く、どの年齢層においても半数を超えています。
 また、70代以上のみが「町内会、PTA、子ども会などでの資源物集団回収を促進させるため、助成制度を充実させる」が2番目に多く、その他の年齢層では「生ごみ処理機の購入費補助制度を導入して、生ごみの資源化を促進する」が2番目に多い項目になっています。
- 図表あり -


自由意見
 この調査では、各設問の回答のほかに、テーマに関する自由意見や要望などを書いていただきました。その中から幾つか要約してお知らせします。
【ごみの収集方法】
・牛乳パックやペットボトルなどをごみ集積場所でも回収してほしい。
・燃えるごみと燃えないごみの集積場所を一緒にしてほしい。
・缶はアルミと一緒にしない、瓶は色分けをするなど、細かく分別して収集する。
・缶の指定袋はいらない。瓶と同様にコンテナを用いたらどうか。
【ごみを減らす方法】
・スーパーやデパートなどで過剰こん包はしないように。
・生ごみ処理機の購入補助制度を導入してほしい。
・ごみ問題について市民への啓発や意識の向上、土壌づくりを図るべき。
・ごみ処理が有料化となれば、出す量も減るのでは。
・ペットボトルなど企業側が売る以上、製品がごみとして出されたとき責任を持つべき。
・子供のころからごみの減量化やリサイクルについての教育をする。
・夏場は個人で生ごみの肥料化をするのは大変なので、生ごみを肥料化する施設があるといい。
【スーパーにおけるトレイ・袋】
・トレイは必要ないと思う。また、レジ袋も出し過ぎたと思う。
・スーパーでは必ずペットボトルやトレイなどの回収箱を置くべき。
・買い物に行くとき、各自で容器などを持参していくのはどうか。
【ごみ出しのマナー】
・収集日を守るとかポイ捨てをしないなど一人一人のモラルの向上が必要。
・小学校低学年から具体的な教育を徹底する。
・収集日以外に、他町内の人のごみ搬入がある。
・集積場所に監視員を配備する。
【リサイクル】
・ペットボトルや発泡スチロール、トレイなども曜日を決め分別回収する。
・リサイクルできる機会を市の主催で開催してほしい。
・リサイクル施設の充実が必要。
・再生されたものを公共の場で使用したり、購入できたりする方法があればよいのでは。
【ペットボトル】
・市でペットボトルを回収してほしい。
・回収場所がわからない。
・班や組単位で気軽に収集できるところがあればいいのでは。
・瓶と同じようにお店に持っていくとお金がもらえるようにしたらどうか。
【ポイ捨て禁止・マナーの徹底】
・ポイ捨てする人から罰金をとる。
・缶のポイ捨て防止として、回収費を上乗せして販売したらどうか。
・学生のごみのポイ捨てが多い。学校でも指導していくべき。
【情報提供やPR】
・資源に限りがあり、行き詰まることをPRしていくしかない。
・分別の細かい仕方をポスターなどでつくってほしい。
・明確な分別方法やルールなどの説明会を各地区で開催してはどうか。
【その他】
・現在の課題を明確にし、21世紀を見通した解決策を打ち出してほしい。
・有料化については、市民の合意のもとで行うことが重要。
・ごみの減量化とリサイクルの先進国へ行って、研修するのも一つの方法では。

 お忙しい中、今回の調査にご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。
 皆さんからいただいた貴重なご意見を、今後の市政の参考にし、まちづくりを進めていきます。

だれでもできるごみ減量化

だれでもは簡単にできる生ごみのたい肥化
平成12年度市政モニター 清水 節五郎さん(今泉)
- 写真あり -
 平成5〜7年に、広見地区のまちづくり推進部の活動として、ボカシを使って生ごみをたい肥化する「家庭生ごみ原料化推進事業」に取り組みました。必要となるボカシづくりを小規模助産所「ふじひろみ」に依頼し、各町内会・組織・団体などに協力を呼びかけ、市内の全地区に先駆けて規範となるような意気込みでボカシ*肥料の普及に努めました。
 ボカシ肥料づくりは、経費があまりかからず、個人が日常生活の中で簡単にできるものです。そして、生ごみをたい肥化することは、ごみ減量に非常に効果があるのです。
 生ごみのたい肥化は減量効果だけではありません。できた肥料を使った土壌は、生き生きとしたよい土になり、そこでつくった野菜などはおいしいものができるんですよ。さらに、生ごみたい肥を熟成させるときに出る液肥は、薄めて使うと消臭や殺菌効果があるのです。
 ボカシ肥料は各家庭で簡単につくれますが、町内や地域ぐるみで展開すれば、より大きな成果につながると思います。そうするためにも、モデル地区を幾つかつくって、その負担を一部助成するなどしてもらって、全市的な運動に広がっていくといいですね。
★平成12年度市政モニター会議のテーマは「ごみ問題」です。
- 写真あり -
( 写真説明 ) *ボカシを使って、生ごみをたい肥化したもの


ごみとなるものは断る。生産者は循環できるものをつくる
富士市消費者運動連絡会常任理事 黒川 和代さん(原田)
- 写真あり -
 富士市消費者運動連絡会は、市民で構成される11の消費者団体、約1万3,000人の連絡会です。私たちは新しい時代にふさわしい「生活者」への意識の普及を進め、生活の安全と健康を守る運動、地球の資源や環境を守る運動を行っています。
 その活動の中で、ごみとして捨てられがちの牛乳パックを資源ごみとして回収したり、不要となった文庫本をリサイクル文庫として再利用したりしています。
 また、構成団体の中には、家庭で使用した油に苛(か)性ソーダを入れてゼリー状にした廃油石けんをつくったり、買い物には自分の買い物袋を必ず持っていく「マイバック運動」を展開していたりする団体もあります。
 私自身、毎日出るごみを減らすために、スーパーなどでの過剰包装は断るようにしています。また、靴などを買ったとき、箱に入っている靴以外のものを持ち帰らないようにするなど、ごみとなるようなものはその場で断るようにしています。
 ごみ減量のために、消費者の皆さんが何らかの形で実践しようとする意識はあると思います。例えば、家庭で生ごみをたい肥化したものを回収できるようになれば、より多くの人が実践し、ごみや環境に対する意識も深まってくるのではないでしょうか。そして、これからはごみにならない、循環できるものをつくるなど生産者側の意識改善を考える時期に来ているのではないかと思います。


食事の献立を決めて、余分なものは買わない
石田 光枝さん(横割6丁目)
- 写真あり -
 以前、台所から出る1日のごみの量をはかったとき、3人暮らしの我が家から約600グラムのごみが出されていて、その多さにびっくりしました。それ以来、毎日の食事の献立をあらかじめ決めて、余分なものは買わないように心がけるようになって、排出量が減ってきました。
 お茶くずやコーヒーのかすなどは、うがい用として使ってから、乾燥させて冷蔵庫に入れておくと消臭剤の効果があるんですよ。物を使ったらすぐにごみとして捨てるのではなく、最後まで使い切り、ごみとして出さない工夫を、親から子に伝えていくことが大切だと思います。


生ごみは燃えるごみと思ってません
高井 初美さん(松岡)
- 写真あり -
 私の家には畑があるのですが、母が生ごみをその畑に直接まいて畑の肥料としていました。その姿を目にしていたこともあり、今でも生ごみを燃えるごみとして出したことは、一度もありません。
 最近は、生ごみを直接畑にまかずに、ポカシなどとまぜて、たい肥化してからまくようにしたり、鉢植えなどの肥料として使ったりしています。
 ほかにも、食品を電子レンジで温めるときはラップを使わず専用のふたを使うとか、ニンジンなどの皮をそのまま使って調理するなど、できるだけごみを出さないように心がけています。


◆ボカシを使って、生ごみをたい肥化してみよう
*ボカシ=発酵たい肥化促進資材。
(1)生ごみの水をよく切る
- 図表あり -
(2)生ごみを密閉容器に入れる
*容器内にビニール袋を入れ、その中に生ごみを入れると容器に臭いや色がつきません。
- 図表あり -
(3)ボカシを振りかける
*生ごみはなるべく平らにする。
- 図表あり -
(4)ふたを閉める。容器がいっぱいになるまで1〜4の作業を繰り返す。
- 図表あり -
(5)7〜10日間、日の当たらない涼しい場所に放置する
- 図表あり -

ボカシを販売している公共施設
市役所売店
保健女性センター 2階消費生活センター
東部市民プラザ
鷹岡市民プラザ
小規模助産所「ふじひろみ」
小規模助産所「竹の子」
ふれあいショップあゆみ
市民ふれあいバンク
*1袋300グラム100円。
*ボカシをつくるグループ・団体には、資材の提供をします。詳しくは環境衛生課へ。

ごみ問題を解決していくための第一歩

皆さんに守ってほしいこと
−環境クリーンセンターからのお願い−
基本的な五つのルール
1.ごみは収集日の朝8時30分までに出してください。
2.ごみは決められた場所に決められた方法で必ず出してください。
3.ごみは決められたものを、決められた収集日に出してください。
4.営業(事業系)のごみは、集積場所に絶対に出さないでください。
5.ほかの町内の集積場所には、絶対に出さないでください。

埋立ごみ
◎マットレス ベット用マットでスプリング入りのもの
◎座いす類 鉄パイプ入りのもの
◎大型家具類 応接セット、茶だんす、たんす、ベット、本棚など
◎大型楽器類 オルガンなど
◎刃物類 包丁、かみそりの刃、カッターナイフの刃など 
◎薫蒸剤 加熱蒸散殺虫剤(外側が金属以外のもの)
◎家電製品 ステレオ、ラジカセ、扇風機、電気こたつ、テレビ、ビデオ、電気炊飯器、電子ジャー、洗濯機、冷蔵庫、電気ポット、カラオケ機、ワープロ、マッサージ機、エアコン室内機・室外機、食器乾燥機、布団乾燥機
◎その他 布団、板ガラス、割れ瓶、瀬戸物、鏡、花瓶、植木鉢、かわら、ガラス水槽、乳白色化粧瓶、スケート靴、スキー板、砂(ペット用)、ホットカーペット、アコーディオンカーテン、子供四輪車、タイル製品、コンクリート製物干し台、ホーロー製品、耐火金庫、蛍光管、電球類、ブロック・小石、自動車・バイク用バッテリー、ガラスコップ類、ベビーカー

これって燃えるごみ?それとも…
下記を参考に、正しく分別して出してください
燃えるゴミ
◎ポリ製品 バケツ、灯油容器、台所洗剤容器、液体洗剤容器など
◎ゴム製品 長靴、自動車マットなど
◎皮革製品 かばん、バック、革靴、ランドセル、ベルト類
◎プラスチック おもちゃ、鍵盤(けんばん)ハーモニカ、時計、電話機、釣りざお、水筒、ポット(電気ポットを除く)、レコード盤、レーザーディスク、ビデオテープ、CD、カセットテープ、クーラーボックス
◎ビニール製品  ビニールトタン、シート、雨がっば、傘、
◎その他 毛布、まくら、ウレタン製品、発泡スチロール、塩化ビニール製品、草、燃え殻(簡易カイロなど)、じゅうたんやカーペット(8等分に切る)、枝・木切れ(50センチメートル以下で3束まで)

缶・金属
◎自転車、バイク(50cc以下)、電子レンジ、ミシン、洗濯乾燥機、トースター、ガスレンジ類、石油・電気・温風ストーブ、一斗缶、4リットル缶、物干しざお、釘、アイロン、瞬間湯沸かし器、、ローラースケート、サマーベット、鉄のいす、アルミ容器、トタン板、針金ハンガー、サマーベット、鉄のいす、アルミ容器、トタン板、針金ハンガー、各種工具(ペンチ、スパナーなど)、米びつ、アンテナ類、オールステンレス製流し台、アルミ網戸、ホットプレート 

★燃えるごみ
・透明の袋かスーパーなどのレジ袋で出してください。袋に入らない大きなものはそのまま出してください。
・ごみ袋の口はしっかりと縛ってください。
・てんぷら油などは、布や紙にしみ込ませて、垂れないようにしてから出してください。また、ペットボトルなどの容器に直接油を入れて出すことは絶対にやめてください。
・引っ越しなどで多量に燃えるごみが出たときは、直接環境クリーンセンターに運んでください。

★埋立ごみ
・複合素材でできているものが多くあります。金属類などできるだけ取り外すようにしてください。
・割れ瓶、鏡、板ガラスについては新聞紙で包み「危険物」と書いて透明袋かレジ袋に入れて出してください。

★瓶
・瓶は、できるだけキャップを外し中身を出して、よく洗ってからコンテナに入れてください。
・コンテナへ瓶を入れる場合は、8分目を目安に入れてください。

★缶・金属
・缶は市の指定袋に入れて出してください。
・出す前によく洗い、スプレー缶は必ず穴をあけ中のガスを抜いてから出してください。
・排気量50cc以下のミニバイクをごみとして出すとき、ガソリン・オイルを抜き、バッテリーを外して出してください(バッテリーは埋立ごみ)。
・釘やネジなどの小さな金属は、ミルク缶などに入れて出してください。

★古紙類
・新聞類、雑誌類、段ボール、飲料用紙パックはそれぞれにまとめ、同じ種類のものだけを縛って出してください。
・集積場所に出すときは、種類ごとに並べて出してください。
・新聞と雑誌をまぜたり、新聞を段ボールに入れて出したりすることはやめてください。
・古紙を縛るときは、できるだけ再生できる紙ひもを利用し、ガムテープでは縛らないでください。

★ペットボトル
・足でつぶして小さくしてから、必ずキャップを外して回収箱に出してください。


教えてください。Q&A はい、お答えします。
Q.ペットボトルは、どうして集積場所で回収しないの?
A.ペットボトルは軽いため、風雨で飛散しやすいこと、また、集積場所が広くないため、これ以上分別品目をふやしにくいことから、協力店での拠点回収としています。

Q.生ごみ処理機の補助制度は?
A.市では、生ごみのたい肥化の取り組みとして、これまでボカシの普及拡大を進めてきました。しかし、市民の皆さんからの要望も多くなっていることから、できるだけ早く補助制度を導入する方向で検討しています。

Q.「缶の指定袋」に燃えるごみを入れて出してもいいの?
A.缶専用の袋ですので、燃えるごみを入れて出すことはできません。余った袋は、町内会(区)長さんに戻すか、足りない人に分けてあげてください。

Q.ごみの分別が難しくてわかりません。
A.市では、週2回の燃えるごみの収集と、月1回の資源・埋立ごみの収集を行っています。分別については、「ごみの分け方・出し方カレンダー」をごらんください。
 細かな分別となると、難しいのが現状です。そのようなときは、自分で判断しないで、環境クリーンセンターか、環境衛生課まで電話をいただければお答えしています。
 また、環境衛生課のホームページに、「ごみのあいうえお」があります。「アイロン」からあいうえお順に、何の日に出したらいいのか掲載していますので、一度ごらんになってください。

環境クリーンセンター 電話35-0081
環境衛生課ページアドレス
http://www.city.fuji.shizuoka.jp/cityhall/seikat-b/eisei/

平成13年4月1日から 家電リサイクル法が始まります

家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)とは
 これまで市が処分してきた、家庭からごみとして出される家電製品について、メーカーにリサイクルするよう義務づけたものです。平成10年5月に成立し、13年4月から冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコンの4製品を対象に施行されます。
 市の対象4品目の排出量は、平成10年度で1万4,279台(447トン)に及び、今後さらに増加することが見込まれています。

家電リサイクル法の概要
 市では、これら四品目を埋立ごみとして月1回収集してきました。
 しかし、この法律が施行されることで、消費者である皆さんは小売業者に、小売業者は製造業者などにごみとなった家電製品を引き渡すことになります。その際に、収集及び再商品化などに必要な料金を請求された場合には、その支払いに協力しなければなりません。

この法律のここがポイント
★埋立ごみの日に冷蔵庫、テレビ、洗濯機、エアコンが出せなくなる。
★再商品化のための料金者が支払う。
家電リサイクル法の対象となる機器
- 図表あり -

家電リサイクル法のしくみ
消費者(使った人)
●家電小売店に引き取りを依頼
●収集・再商品化などに関する必要な料金を支払う
         ↓
家電小売店(収集・運搬する人)
●過去に販売した機器を店頭で引き取る
●買いかえの際、引き取りを求められた機器を引き取る
         ↓
家電メーカー(再生する人)
●家電小売店から機器を引き取る
●過去に製造・輸入した機器をリサイクル
●引き取り場所を設置する         
         ↓
原材料、部品、燃料などの熱源

9月に、各メーカーから家電4品目の再商品化費用が発表されました 
- 図表あり -
( 図表説明 ) (税別 単位:円)
 消費者、家電小売店、家電メーカーなどがそれぞれの役割を分担し、廃棄物の減量と資源の有効利用を図るために制定された法律です。
 料金の支払方法については、現在検討中です。今後詳しいことが決まり次第「広報ふじ」などでお知らせしていきます。

新しい処分場の建設が急務

一般・産業廃棄物最終処分場建設に向けて
 皆さんから排出されるごみの焼却灰は、市の一般廃棄物最終処分場が満杯となり、現在、民間の処分場に処理を委託している状況で、新しい処分場の建設が急務となっています。
 そこで処分場の確保について、従来のような個々の企業や組合などによる事業の実施方式を改め、社会的にも信頼性の高い、安定した廃棄物処理事業の推進を図るため、市内の各企業と富士市、富士商工会議所、各関係団体との共同出資のもと、平成9年10月1日、株式会社富士環境保全公社が設立されました。
 現在、富士環境保全公社では建設に当たり、環境の保全と安全対策に最大限の配慮を図りながら、市内桑崎地先に埋立容量約43万立方メートルの一般廃棄物及び産業廃棄物の処分場建設を進めています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 一般・産業廃棄物最終処分場 建設予定地:桑崎地先


市のごみ処理状況は極めて差し迫った事態です。ごみ減量化にぜひご協力を
環境衛生課 渡邊 和三郎 課長
- 写真あり -
 市はごみ減量化対策として、缶・瓶・金属類の分別収集に始まり、さまぎまな施策を行っています。しかし、ごみ排出量は年々増加傾向にあり、歯どめがかからないのが現状です。そのため、ごみ処理や処分については、極めて差し迫った事態となっています。このままの状態が続くと、焼却処理施設は予想を上回るごみの排出量に対応できなくなり、市民の皆さんの負担増加は避けられなくなります。
 市民の皆さんには、不要なものをできる限り買わないようにしたり、生ごみをたい肥化したりするなど、ごみの減量にぜひご協力をお願いします。市でも、家庭用生ごみ処理機の助成制度の導入を検討していきます。また、集積場所に出す前にそのごみを集める人、処理する人の気持ちになって正しい出し方を心がけていただきたいと思います。
 市では今後ごみ処理行政のあり方を明確にしていくため、最終目標年度を平成26年度とした「富士市ごみ処理基本計画(フジ スマート プラン21)」を策定し、ごみの発生抑制、減量化、リサイクル、分別の徹底を掲げた資源循環型社会の実現を目指していきます。
 この計画は、市が抱えているさまざまな課題を把握・整理するとともに、富士市独自の目標を設定し、皆さんの意向を尊重した住民参加型の計画としていきます。行政だけではごみ処理問題は解決できません。市民の皆さんと事業者と行政が一体となって適切で効果的な施策が展開できるよう、ご理解とご協力をお願いします。


このままごみがふえ続けたら、街はごみに埋もれてしまいます。そうならないためには、ごみの減量化が必要です。
ごみの減量化には、「ごみを出さない」「ごみとなるものは買わない」など、ごみを減らすための意識改革と自助努力が、私たち一人一人に求められます。
私たちの暮らすこの富士市が「より住みやすい街」になるよう、みんなで協力しながら、ごみの減量に取り組んでいきましょう。

 問い合わせ 環境衛生課 電話51-0123 内線2051 環境クリーンセンター 電話35-0081

市のごみ減量化施策
●生ごみたい肥化推進運動
 花の会など登録した団体に対し、EM菌や糖蜜、容器を提供して、生ごみのたい肥化を進めています。
申し込みは、環境衛生課へ。
●ペットボトルの拠点回収
 スーパーや大型店舗などの協力を得て、市内54か所に「ペットボトル回収ボックス」を設置しています。
●集団回収活動助成制度
 繊維類を集団で回収活動を行う団体に、1キログラムにつき10円の報奨金を支払う補助制度を実施しています。
申し込みは、環境衛生課へ。
●せん定枝資源化モデル事業
 せん定枝をチップ化し、たい肥の原料などに利用するモデル事業に取り組んでいます。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
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