環境衛生週間は、生活環境の保全と公衆衛生の向上を目的に定められました。浄化槽の点検や清掃を定期的に行うことは、環境に優しい生活者への第一歩となります。美しい環境を守るために、もう一度私たちの生活を見つめ直してみませんか。
定期的な点検と清掃を
浄化槽の使用者(管理者)は、保守点検と清掃を定期的に行うことが、浄化槽法により義務づけられています。保守点検とは、浄化槽の異常や故障などを早期発見し予防措置をとることで、清掃とは、浄化槽にたまった汚泥を取り除き、装置類をきれいに洗うこと(バキュームカーによる抜き取り)です。これらの維持管理は、悪臭の発生を防ぎ、機能を正常に保つためにも重要な作業です。
委託契約を結びましょう
維持管理が適正に行われないと、次第に浄化槽の機能が低下し、し尿がそのまま流されてしまうなど、周りに迷惑をかけるだけでなく環境汚染の原因となります。また、故障箇所を早目に修理しないと、機能を正常に戻すために、かえって余分な費用がかかることにもなります。
維持管理はあらかじめ専門の業者(県の登録業者。清掃の場合は市の許可業者)と委託契約を結んでおけば、点検が定期的に実施されるため面倒ではありません。
浄化槽パトロールを実施します
市内では、6,661基、全体の20%以上がいまだ保守点検がされていません。県と浄化槽協会の協力で、浄化槽パトロールを9月下旬から10月上旬にかけて実施します。このパトロールでは保守点検をしていない家庭などを指導していきます。
ぜひ、これを機会に浄化槽の保守点検と清掃の重要性について見直してみましょう。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 浄化槽保守点検状況(平成11年度調べ)
浄化槽を正しく使いましょう
10月1日は「浄化槽の日」
浄化槽は、微生物の働きを利用して、汚れた水をきれいにする装置です。浄化槽に関する正しい知識を持ち、美しく住みよい環境を守りましょう。
環境衛生課 内繰2051、富士保健所薬務環境課 電話65-2153