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【広報ふじ平成12年】富士の民話 あれこれ

 原田の永明寺(ようめいじ)には、山門と呼ばれる、白壁の塀で囲まれた立派な門があります。
 今回はこの山門にまつわるお話を紹介します。

死骸(がい)が消える 永明寺の山門
 昔、お葬式の行列が正面から入り、この山門をくぐろうとしたとき、急にお棺が軽くなりました。担いでいた人々がお棺をおろしてふたをあけてみると、どういうことか、死骸が見当たりません。
 驚いた人々は、死骸がなければお葬式ができないということで、家まで引き返そうとしました。ところが、門前の道まで来ると、またお棺が重くなりました。あけてみると、死骸がもとに戻っています。
 和尚さんも、不思議なことがあるものだと思いながら、今度はお棺のそばでお経を読みながら門を入りました。すると、今度は死骸が消えませんでした。
 このようなことが、その後も何度か続きましたが、どういうわけなのか、和尚さんにもわかりませんでした。それからというもの、お葬式の行列は山門を通らなくなりました。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 地図

永明寺住職 加藤 義孝さん
- 写真あり -
 永明寺は、室町時代に建てられました。このあたりでは、曹洞宗としては一番古いお寺だと思います。このお寺を中心に、市内外に曹洞宗のお寺が広がったようです。
 永明寺には、大門、山門、裏(り)門の三つの門がありました。現在の滝川橋のあたりに大門があり、そばには杉の大木がありました。山門も杉垣でできていて、階段も多かったようです。
 山門は大名門とも呼ばれ、修行僧や一般の参拝者などが通る門でした。葬列はふつう裏門を通るものでしたから、山門を通らせないようにと、このような死骸が消えるというお話ができたのではないでしょうか。 昔は、お寺を中心に人々の生活がありました。栄えた時代もあれば、参拝者が減って寂れてしまった時代もあります。最近、特に工場がふえてからは、このお寺の周りもずいぶん変わりましたね。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 永明寺の山門
添付ファイル
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