行政相談委員として中部管区行政監察局表彰を受賞した
佐野 貞二(さのていじ)さん(天間)
- 写真あり -
佐野さんは、昭和62年より6期12年間にわたり、富士市の行政相談委員として活躍しています。ことし5月には、中部管区行政監察局表彰を受賞しました。
富士市では、佐野さんを含め4人の行政相談委員の皆さんが、市民相談室での行政相談と、2〜3か月に1度、市内の各公民館を巡回して「出張相談」を行っています。
佐野さんが行政相談委員となったのは、定年退職後、鷹岡商工会から行政相談委員として誘いがあったことがきっかけなのだそうです。それ以来、市民の皆さんの要望を受けて、古い木橋のかけかえや信号機の取りつけなど、市民生活のさまざまな問題に携わってきました。
佐野さんは「行政相談の内容は、とても幅広い範囲にわたります。相談を受けてから解決するまでに、長い期間が必要なものもありました。
しかし、今では医療福祉関係、交通安全、社会教育などさまざまな制度が充実し、行政の組織もしっかりしているので、以前に比べると行政相談委員への相談件数は減ってきています。相談に乗るというよりも『このような便利な制度があるので、利用してみては』というようにアドバイスをすることが多くなっています。
相談にはこれまでの人生経験を生かして対応するようにしています。また、自分の目にとまったことや、改善した方がよいと思うことなどがあれば、市民からの要請などがなくても関係機関に報告しています」と話してくれました。