6月10・11日に行われる吉原祇園祭で新追町が新しい山車(だし)をお披露目
毎年6月第2土曜日・日曜日に行われる吉原祇園祭は、吉原24町、五つの神社が連合して行われる伝統のお祭り。祭りのメインの一つは、20台もの山車の華やかで迫力満点な引き回しです。
木之元神社の氏子となっている新追町では、ことしのお祭りで新しい山車を披露します。昨年までの山車は昭和七年につくられたもの。老朽化が進んだため、切りのいい2000年に新しい山車をお披露目できるように、町内挙げて6年前から準備を進めてきました。多額の費用は、町内の皆さんからの寄附や月々の積み立て、また、町内で行う廃品回収の収益などを充てて工面しました。新しい山車は竜の彫刻など職人の技を随所に施した見事なもの。祭りの中心となる青年の意見も取り入れて太鼓をたたく位置を高くしたり、前の山車にもあった「おかめ」 と「ひょっとこ」の飾りを今回も取り入れたりしました。
新追町町内会長の三枝敏明さんと副会長の長澤清さんは、「この山車が私たちのひ孫ややしゃごの代にも町内の財産として受け継がれ、祭りのよき思い出を残していってほしいですね。私たちにとって東海道一の山車だと思っています。ことしのお祭りが待ち遠しいですね」と話してくれました。
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( 写真説明 ) 新追町の皆さんと新しい山車
( 写真説明 ) 吉原祇園祭のメインの一つ「山車の引き回し」