比奈の窪田さん夫妻が「富士百人一首」を発刊
比奈にお住まいの窪田悟峰(ごほう)(本名・伍作)さん、文子(ふみこ)さんご夫妻が、このほど富士山にちなんだ歌を百首集めた「富士百人一首」(A4判・208ページ)を発刊しました。この本は、「悟峰さんが80歳、文子さんが70歳を迎え、夫婦合わせて150歳になる西暦2000年に百人の歌を」という思いを持って、平成9年から3年の歳月をかけて夫婦共同で制作しました。歌は、万葉集の山部赤人の歌から江戸時代までの五十首と、郷土の歌人の作品十首を含んだ明治時代から現代までの五十首をあわせた百首を選定。夫婦の目から見た百首の歌意や解説を記し、悟峰さんがその歌の書を添えて一冊の本にまとめました。
窪田さん夫妻は、「文献の少ない現代の歌に解説をつけるのは苦労しました。図書館に連日通ったり、東京の図書館へ文献を探しに出かけたりしたものです。百首の順番は作者の生年月日順にしましたが、年代によってそれぞれ特徴があり、和歌の流れを感じました。作者がいろんな角度から詠んだ富士山はやはり魅力的ですね。富士山のふもとで生活する喜びを実感しています」と話してくれました。
なお、4月27日の午後から30日までロゼシアターの展示室で「富士百人一首展」を開催します。ここでは、選んだ百首のほか、富士を詠んだ歌の書作品の展示を行います。
また、「富士百人一首」は希望者に印刷実費(3,800円)で配付します。お問い合わせは窪田方(34-0214)へ
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( 写真説明 ) 「富士百人一首」を発刊した窪田さん夫妻