地図とコンパスだけを頼りに、設定されたポイントを通過し、いかに早く正確に目的地まで到着するかを競うオリエンテーリング。
ことし4月、富士山こどもの国周辺を舞台に、「オリエンテーリングワールドカップ」が開催されます。この大会がアジアで開催されるのは初めて。富士山を仰ぐ自然の中で、世界一流の選手たちによる熱戦が繰り広げられます。
世界から約200人が参加
オリエンテーリングは、日本での歴史は浅いものの、欧州では知力と体力を必要とする競技スポーツとして発達しており、北欧では「国技」となっている国もあります。
ワールドカップは偶数年の春から秋にかけて世界の各会場で開催され、その合計点で世界一のオリエンテーリング兢技者が決定されます。この大会は競技者にとって、奇数数年に開催される世界選手権と並んで権威のある大会となっています。
大会の舞台となる富士山ろくのエリアは、森林を主体とした国内でも屈指のコースとして高く評価されています。これまでにも全日本大会やアジア選手権が開かれるなど実績も高く、今回の会場に選ばれました。
今回の大会には、世界30か国から約200人の選手の出場が見込まれています。
メーンの競技は4月15日に
大会は、14日に少年自然の家で開会式を行い、15日にこどもの国の周辺を舞台にしてメーンの競技が開催されます。また、16日には一般公募の大会が行われます。
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( 写真説明 ) 雄大な自然の中、コントロールフラッグを通過しゴールを目指します(昨年11月に富士山こどもの国で行われたプレイベントから)
大会を見て参加して、競技の魅力を体感してほしい
ワールドカップ実行委員会副委員長 藤田練太郎さん(富士見台7)
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現在、実行委員会では大会で使用する地図作成の最終段階に差しかかり、各国選手団の受け入れ態勢を整えるなどの準備を進めているところです。
ワールドカップでは約100人のスタッフがボランティアで運営に当たります。世界各国から選手が参加するので、通訳も多く必要になります。
会場となるこどもの国園内で、大会の様子を一部見学することもできます。また、同時に開催される大会には一般の人や小・中学生も参加することができます。ぜひ、多くの皆さんに足を運んでいただき、オリエンテーリングの楽しさを体感してほしいですね。
大会についての問い合わせ
藤田 方 電話21-0039